女性が閉経を迎える前後10年間の時期を更年期といいます。閉経を境に、卵巣ホルモンの分泌量が大きく変化する時期です。その時期に体がだるい、手足が痛い、たくさん汗をかくなどの症状があれば、簡略更年期指数(Simplified Menopausal Index:SMI)でチェックをしましょう。このチェックは医療機関でも使われるもので、治療が必要かどうかの目安にもなります。
更年期とは一般的には40歳代後半から50歳代前半といわれています。閉経を境に、卵巣ホルモンの分泌量が大きく変化する時期です。
その時期に体がだるい、手足が痛い、たくさん汗をかくなどの症状があれば、SMIをチェックすることで自分に起こりやすい症状がどの程度なのかを点数をつけて把握できます。
また、定期的にチェックすることによって、自分はどのような症状に悩まされているのか、以前よりは改善してきているのかがわかるようになります。チェックの結果、51点以上だった場合は、医療機関で治療を受けることを検討しましょう。
閉経を迎えた女性が気をつけなければならないのは、卵巣ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌が低下することによって骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や脂質異常症になることです。最近では、痛みや疲れに長期にわたって悩まされる線維筋痛症と重なることも問題視されています。
上記のような病気の早期発見にもつながるので、ぜひSMIチェック表を活用しましょう。
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