
うつ病の自分の状態について
8年前にうつ症状になり2~3年は何も出来ない状態でしたが、僅かながら回復して来たと思っていた矢先に看護師(男性看護師長)より言われなき理由で病院を転院する事になりました。
現在通院している病院は地域中核病院なのですが、現状働けてなく生活に困窮している状態で、先日先生に障害年金の相談をしましたところ、急に「あなたは元気だから何故働けないの?働かない理由は?」「年金の申請は出来るけど受給出来ないよ」と言われました。
現状の自分の状態は、ほぼ寝ている(怠いため)、食事はまともに食べるのは夕食のみ、ただ食べはじめるまで面倒で3時間以上かかる為いつも夜中になります。
入浴は非常に面倒で翌日出かけない限り入る気が起きません、睡眠は中途覚醒ありでも5時間は寝ており寝不足分は日中寝てしまいます。
食事を作る事もありますが気乗りしていないと、ほぼ出来ないので平均的に週一回ぐらいです。
うつ病の回復と手に職をと思い通信の大学に入りましたが、9割勉強に集中出来ずまったく意味を果たしていません。
ただ診察の時は入院が怖くちゃんと出来ていますといつも言ってしまいます。
その事を踏まえ担当医から「あなたは元気だから、働けば年金いらないでしょ」「なんで働かないの?仕事選んでる?」「うつ病は大学なんて行けないの!スクーリングに行けるから元気なの!」とお叱りを受けました。
実際スクーリングに行けたのは年2回だけで、他の教科はまったく出来ていません。
現状何も出来ていない状態なのですが、本当は元気なのでしょうか?もう自分がどの様な状態なのか自分でもわかりませんし、まったくやる気が起きないのも単に甘えているだけなのでしょうか?何かしらのアドバイスを頂けると助かります、宜しくお願い致します。

かなり辛い毎日をお過ごしのようですね
ご相談内容を拝見いたしますとかなり辛い毎日をお過ごしのようですね。
単なる甘えではないと思います。
うつ病の中核群と思います。
本当は元気ではなくエネルギーが枯渇している状態であると思います。
大切なことは、診察の時に本当の症状を医師に伝えることです。
医師は患者さんの言葉を鵜呑みにすることも多々ありますので。
もし言いにくかったらお手紙で渡すこともよいと思います。
それでも言いにくいなどありましたら、思い切って医師を変えてみることもよいと思います。
病院や医師を選ぶのは患者さんですからね。
さらに、現在どのような治療をされているのか不明ですが、しっかり治療をすることも今後の人生にとって大切であると思います。
うつ病は回復する疾患です。
必要以上に落ち込まないで下さいね。

牧野 真理子 先生
ドクターご活躍の場所 | 牧野クリニック(東京都中野区東中野) 診療部長 東邦大学医学部客員講師 JICA(国際協力機構)顧問医 優秀臨床専門医 アサヒビール産業医 オレンジページ産業医 日本心身医学会代議員 日本女性心身医学会理事 国際摂食障害学会会員 |
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ご専門 | 心身医学(心療内科) 女性の心身症(摂食障害など) 職場のメンタルヘルス 異文化間メンタルヘルス |
ご経歴 | 国公立大学卒業後、北里大学医学部卒業 メルボルン大学医学部大学院卒業 |
著書 | 『誰も私をわかってくれない:摂食障害・心の迷路』(悠飛社:1999) 『異文化ストレスと心身医療』(新興医学出版社:2002) 『もういいや!!と叫んで心の毒出しができるメンタルデトックス』(祥伝社:2005) 『うつにもいろいろあるんです。』<漫画 細川貂々> (オレンジページ:2011) 【共著】 『医療看護学』(中山書店) 『職場のメンタルヘルス』(南山堂)など多数 【連載】 『からだの本』(オレンジページ)「女性とうつ」連載中 |
所属団体 | 日本心身医学会代議員 日本女性心身医学会理事 国際摂食障害学会会員 |
先生からの一言 | メンタルヘルスの疾患も早期発見が早期回復につながります。 小さなことと思ってももし悩んでいるようでしたらお気軽にご相談ください。 |
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