人気のメディカルハーブを中心に8種をピックアップ。それぞれの特長と、適応、摂り入れ方などを紹介します。
サプリメントでも人気のメディカルハーブを中心に5種類をピックアップ。自分の体調に合わせて、少しずつ利用してみたい。ただ、ここで紹介するのは、メディカルハーブの基本的な効能や適応。市販のティーバッグやサプリメントの場合は、他のハーブとブレンドされていることが多く、効能や適応が異なることも。購入時には、必ず注意事項などの表示も含めて、よく確かめてから利用しよう。
キク科。アメリカ先住民が昔から風邪や歯痛、伝染病などの治療に使ってきたメディカルハーブ。現在、欧米で日常的によく利用されている。
キク科。ヨーロッパで古くから、肝臓のはたらきを助けるハーブとして利用され、親しまれてきた。
オミナエシ科。古代ギリシア時代から利用されてきた、神経を静めるハーブ。日本にも江戸時代に「蘭方薬」として渡来している。
中世には邪気や毒気を払うお守りとしても使われたとか。アングロサクソン人が好んだハーブ。育てやすく、ハーブティーにしても味が良いので、ベランダなどで育てても。
シソ科。香辛料としてよく知られるローズマリーは、優れた強壮薬。また、「心を陽気にするハーブ」としても親しまれている。
「欧米生まれのメディカルハーブには、まだ少し抵抗がある」「もっと身近なものからはじめたい」といった方には、私たちの暮らしに根づいたものがおすすめ。
ユリ科。日頃のスタミナ源として、お料理にもよく使われるニンニクは、エジプトに端を発する立派なハーブ。最近では、がん予防に効果が期待できる食品としても注目を集めている。
クワ科。血糖の上昇を抑えるとともに、血中の脂質濃度を下げるはたらきもある。また、便秘の解消や、色素沈着を抑えて肌を整える効果も。
ユリ科。アメリカなどではアロエといえばアロエべラを指すようだが、日本ではキダチアロエが一般的。アロエは約4,000年前のエジプト時代から広く親しまれ、「医者いらず」などとも言われる。