疾患・特集

たばこはどのくらいヤバイのか?

たばこは吸い続けると、肺がん以外にもさまざまな病気のリスクを恐ろしく高めるものです。きちんと知っておきましょう。たばこのもたらす病気のリスクをまとめました。

ちょっと怖くなる数値

「たばこは健康に良くないって言うけど、肺がんになるかもっていうくらいでしょ?」と思っているあなた!
たばこは吸い続けると、肺がん以外にもさまざまな病気のリスクを恐ろしく高めるものです。きちんと知っておきましょう。

非喫煙者と比較した喫煙者の死亡率(男) 図:非喫煙者と比較した喫煙者の死亡率(男)
平山 雄 1990

ほかにもこんな怖いこと

  • 1本吸うと、寿命が5分30秒短くなります。
  • 妊娠中の喫煙は障害児の原因となりえます。早産、出生率低下の原因ともなりえます。乳幼児突然死症候群にも関与しています。
  • 喫煙すると多くのビタミンを破壊してしまいます。わずか2本のたばこで1日に必要なビタミンが失われてしまいます。
  • がんで死亡した人のうち、30%は喫煙が原因でした。
  • 喫煙者は非喫煙者に比べて、若死の危険性が70%も高くなります。
  • 全般的に病気にかかる危険性は、たばこを吸う人の方が2倍高くなります。
  • たばこの煙には約4,000種類もの化学物質が含まれ、現在有害物質と確認されているものが約200種類、発がん物質は約4種類もあります。
  • 夫が1日20本以上吸う場合、非喫煙者の妻の肺がん発生率は2倍となります。
  • 同室の人が1日50本吸うと、非喫煙者も10年で心筋梗塞、狭心症の発生率が9倍以上になります。
  • 一服するたびに、ヒトは軽い一酸化炭素中毒を起こしています。

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