疾患・特集

アミノ酸欠乏症とは?

アミノ酸欠乏による症状

体内に吸収されたアミノ酸はたんぱくとして再合成され、体の組織を作ったり、酵素やホルモン、アルブミンなどの血中のたんぱく、抗体などの原料になります。また、アミノ酸やその代謝物がそのまま神経伝達物質になることもあります。
従ってアミノ酸が欠乏すると、筋肉たんぱくの崩壊や浮しゅ(むくみ)を呈するクワシオルコールや、血中のたんぱくの低下により、血液中の水分が血管の外へ染み出していき、浮しゅになったり、免疫機能の低下、筋肉の衰え、知覚障害、精神異常…などが現れてきます。

たんぱく合成を活発にさせるための食事

こうしたアミノ酸欠乏症には、消化のよい良質のたんぱく質を多く含み、さらに糖質や脂質の豊富な食事をとるようにしましょう。なぜなら糖質や脂質の摂取が少ないと、アミノ酸はエネルギー源として利用され、たんぱく合成に回される分が少なくなるからです。