疾患・特集

美しい髪、健康な髪になる!正しいシャンプー・リンスの仕方

健康な髪、つやつや髪になるためには、正しいシャンプー・リンスの仕方を知ることが必要です。また、食べ物で体の内部から髪をつやつやにするのもいいでしょう。ヘアカラーを楽しむ人は、それぞれの薬品の特徴を知って使うようにしましょう。

シャンプーは髪を洗うにあらず!

髪を洗うときには、まずシャンプーを使う人が多い。ただ、闇雲にシャンプーをつけて、ごしごしとすればいいわけではない。これではかえって髪を傷めてしまうことにもなる。髪の健康状態を左右するのは地肌。地肌に注目しよう。

なぜシャンプーをするの?

  • 髪や地肌についた汚れやホコリを落とすこと。とくに地肌の汚れを取り除く。

シャンプーの際、注意することは?

  • 熱すぎるお湯を使わない。余分な油分まで取れてしまって地肌がカサカサになったり、髪の表面のキューティクルがはがれやすくなる。
  • 髪の毛どうしをこすり合わせない。もみ洗いやこすり洗いは、髪の毛に余分な摩擦を与えるため、髪を余計に傷めてしまう。
  • 地肌を爪で洗わない。かゆみがあっても爪を立てると地肌を傷つけてしまうのでクシなどでやさしくとかそう。

リンス?それともトリートメント?

リンスとトリートメント

リンスとは、洗ったあとの髪の毛どうしの摩擦やパサつきを抑えるために、表面をコートするもの。
トリートメントとは、髪の内部に浸透して栄養分を補給し、ダメージを補修する効果があるもの。

リンスかトリートメントか、どちらを使うのかは髪の状態に合わせればよい。
昔は、シャンプーがアルカリ性だったため、それを酸性に戻すためにリンスを用いていたが、最近のシャンプーは酸性のものが多くなっているため、必ずしもリンスをする必要はないようだ。

食べ物で髪を健康にする!

ナッツ

髪の毛は「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質からできている。ということは、たんぱく質は欠かせない。しかも、このケラチンはアミノ酸をたくさん含んでいる。そこで、上質なアミノ酸を含んでいるたんぱく質を食べよう
この食べ物は、大豆、いわし、肉、卵など。

ビタミンは、血行をよくして皮膚を丈夫にし、抜け毛を防ぐはたらきがある。ぜひ、たっぷりとるべし!
この食べ物は、小松菜、ほうれん草、ごま、紅花油、ナッツ類など。

ぬめりのある食品は、髪につやを与え張りをよくする効果があると言われている。ぬめぬめした食べ物をたんぱく質と一緒に料理して食べよう。
この食べ物は、ワカメ、昆布などの海草類、山いも類、納豆、オクラなど。

結局は、体に健康な食品をバランスよくとっていれば、髪の毛も健康になる!

茶髪の手段あれこれ

最近は、髪を染めていることは珍しくない。しかも、プロにお願いするのではなく、自分でカラーリングする人も少なくない。しかし、何度も繰り返していれば、髪を傷めることになる。それぞれの特徴を知って、使うものを決めよう。

ヘアカラーのあれこれ

  • ●ブリーチ
    アルカリ溶液でメラニン色素を抜く作用がある。メラニン色素がよく抜けてしまえば、ヘアマニキュアなどを使って赤や青など派手な色に染めることができるのが特徴。ただし、ブリーチを繰り返すと、髪が傷みやすく切れやすくなるので注意。
  • ●ヘアマニキュア
    酸性の薬品で、基本的には髪の表面に色素を付着させるもの。かぶれにくいが、地肌につくと染まってしまって取れにくくなる。酸性の薬品でも髪をやせさせてしまう。
  • ●カラートリートメント
    ヘアマニキュアを薄めたようなもの。手軽に自分でできるが、薬が弱いため染まりは悪いし色もとれやすい。ただ、髪へのダメージはほかのものと比べると少ない
公開日:2001年9月25日