スギ花粉症のシーズンがやって来ました。毎年、この時期に花粉に悩まされている人は、より花粉防御の効果が高い空気清浄機や花粉対策マスク、メガネなどを活用したいと思うでしょう。そこで、企業や研究機関が中心となって花粉問題への対策に取り組んでいる花粉問題対策事業者協議会(JAPOC)では、2015年から市販の花粉対策製品・用品の認証制度を運用しています。認証された空気清浄機やマスク、メガネなどについて紹介します。
花粉対策といえば、空気清浄機やマスク、メガネなどの製品やグッズが思い浮かびます。しかし、それぞれにおける花粉の防御効果に関しては、企業が個別に定めた試験基準に基づいており、空気清浄機やマスク、メガネなどの性能を比較できる評価基準が明確になっていないのが実情のようです。
そこで、省庁や国の研究機関、企業などがさまざまな花粉問題に取り組むために2012年に設立された花粉問題対策事業者協議会では、花粉対策用の電化製品や用品の分野別に統一した試験規格と認証基準を策定し、認証制度(https://www.kafunbusiness.org/authentication)を2015年から開始しました。
認証基準を満たす空気清浄機やマスクなどには認証マークが与えられます。
JAPOC(Japan anti-pollinosis Council)マークは、JAPOCの「J」が花粉を追い出す姿をモチーフしています。「J」をかこむ円上のデザインは、JAPOCが一事業者あるいは一研究機関だけではなしえない花粉問題対策にオールジャパンで取り組んでいることをあらわしています。
2017年~2018年に同協議会の認証基準を満たした製品のおもなものは以下になります。
花粉問題対策事業者協議会では、企業や研究機関などが一丸となって花粉の飛散量を少なくすることや、人々が花粉を浴びないようにすること、花粉症状を少しでも抑えることなどに取り組んでいます。取り組みの1つとして、認証制度を2015年から実施しています。毎年の花粉に悩まされている人、これから花粉対策を考えている人は、認証基準をクリアしてJAPOCマークがついたプロダクト・グッズを選定候補として考えるのも手です。