「明日の朝こそ早起きするぞ!」と気合を入れて寝ても、いざ朝がくると「まだ眠たい」「あと5分だけ…」とついついズルズルしてしまうもの。でも、朝パッと起きるには、どうすればいいのでしょうか?朝型人間になるためのポイントをご紹介します。
朝、起きるのが苦手という人は、朝起きる時間を気にする。しかし、実際には起きる時間より寝る時間のほうが重要だ。
でも、睡眠時間が少なければ、朝起きるのが苦手になって当たり前。まずは、「朝6時に起きるぞ!」ではなく、「夜11時までには寝るぞ!」と就寝時間の目標を立てよう。夜、早く寝るようになれば、だんだん朝起きるのがツラくなくなっていくはず。
寝る前には、できるだけ頭を空っぽにし、リラックスするといい。といっても急にできない人は、「入眠儀式」を行ってみよう。
例えば、夜寝る前にはみがきをする、トイレに行く、本を読む、お香をたく、などなんでもいいのだが、毎日寝る前にそれを行う。すると、「これから眠るんだな」と自分で思うことができ、眠りにつきやすくなる。
寝室があるならその部屋を寝る環境に整えることはできるが、日本の住宅事情では、必ずしも寝室があるとは限らない。いくら寝ようと思っても、まわりで家族がにぎやかにしていたり、電気が煌々とついていればなかなか寝られないものだ。
しかし、寝る環境を整えるのはとても大切なこと。たとえ寝室でなくても布団のまわりは照明は間接照明にして、テレビなどは消し静かにするなど、そこが寝室だと思えるような環境を整えよう。
普段、朝起きるのがツライと感じている人は、休日になるとゆっくり昼頃まで寝ている、なんてことはないだろうか。じつは、これが「朝に弱い」の原因になっているのだ。
せっかく平日にがんばって朝早く起きたとしても、休日にリズムを狂わせてしまっては、また朝起きるのがツラくなってしまう。
休日にゆっくり寝ていたい気持ちはヤマヤマだが、睡眠時間がたくさん欲しいときは、夜早く寝るようにし、朝はいつもと同じように起きるようにしよう。これは難しいけど、ぜひ試して欲しい。
「あと5分だけ…」と鳴った目覚まし時計を止めて、再び寝てしまうこともしばしばある。
朝の5分、10分余分に寝るだけで、ほんとうに疲れが取れるのかというと、実はそうでもないようだ。
眠りというのは、前述の通りノンレム睡眠とレム睡眠を約90分のサイクルで繰り返している。一度目が覚めたら、このサイクルはいったんリセットされ、また最初の浅い眠りからスタートするのだ。
浅い眠りをいくら重ねても、いつまでも頭はスッキリとせず、かえって目覚めを悪くするだけ。
朝、パッと起きるのは本当にツライけど、慣れてしまえば大丈夫。それまでは気力でカバーしてツラさを振り切って!
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