たいていは歳をとれば自然に早起きになりますが、早起きは若いうちからするにこしたことはありません。10代、20代に狂ってしまった朝起きるリズムを取り戻しましょう!
人の脳(大脳)の松果体というところに体内時計がセットされている。ただ、24時間周期なのではなく、だいたい25時間周期で動いているため、真っ暗な部屋で生活していると、1日1時間ずつ時間が後ろへずれていく。それを、毎朝7時に起きる、などして24時間周期に修正しているのだ。
この体内時計をはたらかせるのに必要なのが光。目の網膜と体内時計のある脳とが特別な神経でつながれており、目から入ってきた光の情報を得ることで、昼間であることを伝えている。だから、夜型人間など暗いところばかりで生活していては、この体内時計を狂わせてしまうのだ。
眠りにはリズムがある。それがレム睡眠とノンレム睡眠だ。一般的には、レム睡眠のときに目覚めたほうがノンレム睡眠の深い眠りの状態のときに起きるよりスッキリするといわれている。
同じ睡眠でも、質のよい睡眠とそうでないものがある。
ノンレム睡眠とレム睡眠が90分周期で繰り返されるのが通常だが、なんらかの影響でノンレム睡眠からレム睡眠への移行がスムーズにいかなかったりすると、眠りの質が悪くなる。
一般に、起きている時間が長いほど、ノンレム睡眠の量が増え、ぐっすり眠れるといわれている。そのため、朝早起きする人ほど、夜もぐっすり眠れるというわけだ。
ほかにも睡眠を妨げる要因はいくつかある。せっかく眠るのなら、快適な睡眠にしよう。