疾患・特集

髪のウワサ、これって本当?

「はやりのカラーリングは薄毛の原因?」「辛い食べ物は髪に悪い?」など、髪にまつわるさまざまなウワサの真相を明らかにしました!あなたも日頃疑問に思っていることを、ここで解消しましょう!

Q. はやりのカラーリング。これってやっぱり抜け毛の原因になる?

髪に何もしない人より、カラーリングやブリーチ、パーマなどを繰り返した人のほうが頭皮や頭髪にダメージを与えていることは確か。
自分の髪や頭皮の状態をしっかり把握し、髪をいたわろう。抜け毛や薄毛が気になる人は、頻繁に行わないのがいいかも。

Q. 辛い食べ物は髪に悪い?

辛い食べ物は体にとって刺激物。ということは髪の毛にもよくないのでは?と心配して辛いものをガマンしている方、そんな必要はない!辛い食べ物は汗はかくけれど「辛い」という刺激は毛根になんの影響も与えないので、とくに関係がないのだ。
それよりも、汗をかいてもそのままにしておくことのほうが問題。頭皮を清潔に保つようにしよう。

Q. 毎日洗っているのに、なぜフケが出るの?

シャンプーをし過ぎるのもよくない

フケが多く見られる原因のひとつに、新陳代謝によって古い角質が新しく生まれた角化細胞によって押し出されてしまうことがある。普通は、頭皮を清潔にしていればフケはあまり出ないのだが、冬など空気が乾燥してくると頭皮上の適切な水分量が保持できなくなり、乾燥したフケが出やすくなることがある。
きちんとシャンプーをするなど清潔にすることも肝心だが、シャンプーもし過ぎると皮脂をはがしてしまうことになるので、あまり神経質にならないように。

Q. 髪にいいといわれるワカメやコンブ。でも、本当にそうなの?

コンブ

実は、海藻を食べたからといって髪が生えてくるということはない。髪はたんぱく質からできているため、その髪の素材となるたんぱく質を摂ったほうがいい。とはいえ、海藻はミネラルが豊富。体や頭皮のためには、海藻もバランスよく食事にとりいれるのがベストである。

Q. 祖父も父も薄毛。ということは私も将来は薄毛?

確かに薄毛は遺伝的要素が強いが、重要なのは「薄毛」が遺伝するわけではなく、あくまでも「薄くなりやすい体質が遺伝する」ということ。つまり、自分の手入れ次第でその進行を先送りすることが可能なのである。
逆に、親族にはだれも薄毛の人がいないからといって、喫煙、暴飲暴食、不規則な食事など髪に悪いことばかりしている人のほうが、薄毛になる確率大。

公開日:2002年4月15日