首のストレッチングを紹介します。ペア・ストレッチングは、相手がありますので、力を入れ過ぎて痛みが出ないようにしましょう。 目次 前方向に曲げる 後方向に曲げる 左(右)側に曲げる 左(右)側にねじる 前方向に曲げる パートナーは後頭部に手を当て、下に頭を押しながら首を伸ばすようにします。受け手は、息を吐きながら首を伸ばしてもらいます。 同様の動作をしながら、同時に受け手はそれに抵抗するように首を押し返します。 リラックスした後、1.の動作を繰り返します。 後方向に曲げる パートナーは首と額に手を当てます。首に当てた方は首を伸ばすようにし、額の方は押すようにして頭を後ろに倒します。受け手は、息を吐きながら首を伸ばしてもらいます。 同様の動作をしながら、同時に受け手はそれに抵抗するように押し返して、首の筋肉を縮めます。 リラックスした後、1.の動作を繰り返します。 左(右)側に曲げる パートナーは、右側頭部と肩に手を当て、頭を左に倒しながら首を伸ばします。受け手は、息を吐きながら首を伸ばしてもらいます。 同様の動作をしながら、同時に受け手はそれに抵抗するように押し返します。 リラックスした後、1.の動作を繰り返します。 ※右側も同じ要領で行ってください。 左(右)側にねじる パートナーは、両手で頭を挟みます。両手で左に首をひねります。受け手は、息を吐きながら首をひねってもらいます。 同様の動作をしながら、それに対して受け手はそれを押し返すように抵抗を加えます。 一度リラックスした後、1.の動作を行います。 ※右側も同じ要領で行ってください。 ほかの部分のストレッチングもやってみましょう。イラストをクリックしてください。
ストレッチのポイント 痛いと感じるほど伸ばすのは、筋肉や腱を傷める可能性があり逆効果。いきなり大きな負担はかけないようにしよう 入浴後など体を温めリラックスした状態で行うと効果的 深呼吸をしながら、ゆっくりと伸ばすことを心がけよう 1. まずは、ベッドかテーブルの上に仰向けになって寝る。両手はおなかの辺りで組んでおき、ベッドやテーブルの端から頭を出して床の方向に後傾させる。 2. 次は正座の姿勢。目の前に40cmほどの高さに座布団を積み重ね、両手を組み、頭の前方にある座布団の上に置く。そのまま頭を床の方向へ前傾する。 3. 今度は、肩幅より狭い足幅で立ち、両手を頭上に上げて万歳をする。その際、両腕のひじの付近にゴムのベルトをかけ、両手でそれを押し広げるようにすると効果的。 4. 背中で上下から手と手をつなぐ。手は左右交互に行う。 5. 4が難しい場合は、タオルの助けを借りる。 6. 次は、まず正座をして、両足を外に出してゆっくりとおしりを床に付ける。つかない場合は、痛みを感じない程度までにする。それから両手を後ろに回し、前方を見つめながら背筋を伸ばす。この際、両ひじを伸ばすのがポイント。 7. 再び正座をして、顔が床に付くまで前傾し後ろで手を組み、両手をまっすぐ天井方向に向け、床と垂直になるようにする。この際も無理をせず、肩に痛みを感じない程度までにする。
肩から背中が凝ったときに 首は、重い頭を肩や背中で支えています。従って長時間いすに座り続けたり、重い物を持ち続けていると、肩から背中が凝ってきます。部分的に筋肉に血流が行かなくなって循環障害を起こすためです。 次の運動は、予防とリフレッシュを兼ねたものです。 首のリフレッシュ 真っすぐ立って、両肩をゆっくりすくめるように上げ、そのまま3~5秒間停止します。その後、脱力して、腕を下ろします。これを5回繰り返します。 首をゆっくり、前傾→後傾→右→左の順に曲げます。この動作を3回繰り返します。 首をゆっくり回します。同様に、反対方向へも回してください。この動作を3回繰り返します。 背中のリフレッシュ まず床に座り、両ひざを肩幅より少し広く開き、上体をゆっくり、ひざの間に入れるように曲げ、15~20秒間そのままでいます。 その後は立って、両手の先を肩につけ、ひじを胸の前で合わせるようにし15秒間停止。これを2回繰り返します。 どちらのリフレッシュ法も症状に応じて複数回繰り返すことにより、高い効果が期待できます。