疾患・特集

気になる!ハゲのウソ・ホント

世間で囁かれる「ハゲ」にまつわる、さまざまなウワサ。どこまでが本当で、どこからがウソなのか、気になるものです。むやみに信じたり心配したりする前に、徹底検証しました。

本当「ハゲやすい髪型というのがある」

いつも同じところでしか分け目をつけていない人や、長い髪を毎日きつく結わいている人は注意しましょう。地肌の同じ場所に一定の負担がかかり続ければ、それだけで薄毛の危険性は増えていきます。油分の多いスタイリング剤を多量に使う人も、毛穴が詰まりやすいので注意したほうがよいでしょう。

本当「硬い毛の人はハゲない」

柔らかい毛質はデリケートでダメージを受けやすい場合が多く、従って地肌も弱い場合が多いようです。逆に毛が硬い人は、毛質も地肌も丈夫。ハゲやすい要因のひとつには地肌の問題が大きく関わるので、ある程度は本当のこといえそうですが、あくまでも一般的な話と心得ておきましょう。

ウソ「毛深い人ほどハゲやすい」

頭髪をつかさどるのは女性ホルモンで、それ以外の体毛は男性ホルモンのはたらきによります。頭髪の多い、少ないにはホルモンのバランスの個人的な差が大きく関わっているので、「毛深い=ハゲ」ということにはなりません。両方の分泌量が多い人は、全身の体毛が濃いということです。

ウソ「ワカメやコンブはハゲ予防になる」

「海藻類は髪にいい」とは昔から言われていることですが、「発毛に効果がある」「若ハゲの予防になる」などの裏付けはなく、単なる迷信のようです。ただ、海藻はミネラル成分が豊富なので、体に良いことは確か。髪と地肌のために、海藻も含めたバランスの良い食生活が前提です。

本当「オシャレな人ほどハゲやすい」

「オシャレな人」というより、パーマ・ブリーチ・カラーリングなどを美容室で繰り返している人は、それだけ地肌への負担が高く、ハゲやすい状況にあることは確かのようです。生えてくる新しい髪をいたわる意味でも、適度な期間をあけ、あまり頻繁に行わないことをおすすめします。

本当「バイクに乗る人はハゲやすい」

問題はバイクではなく、ヘルメットにあります。日常的にヘルメットをかぶっていると、汗で地肌がムレ、細菌が繁殖しやすい状況になりますが、これは決定的なマイナスポイントです。同じく、毎日帽子をかぶっている人も注意が必要となります。ハゲ予防には清潔さと通気が肝心です。

ウソ「ハゲた人ほど絶倫である」

頭は薄く体毛フサフサ→女性ホルモンの分泌量が少なく男性ホルモンが多い→かなり男らしい→きっと絶倫、という発想からきた単なる迷信&イメージです。ショーン・コネリーやジャック・ニコルソンを考えると説得力はあるかもしれませんが、必ずしもイコールではありません。

??「ハゲは完全なる遺伝である」

確かにハゲは遺伝的要素が強いが、手入れ次第で進行を先送りにすることは可能です。逆に、親も親戚もフサフサ髪ということに安心して、喫煙、暴飲暴食、不規則な生活、手入れ不足などの状況を繰り返している人の方が若ハゲの可能性が高くなります。不利な状況は努力ではね返しましょう。