もはやクーラーは必需品。暑いと感じたら、すぐにクーラーのスイッチをつけてしまう…。でもこれこそが夏バテの原因になっているかもしれない。
体や電気代のことを考えると、できるだけクーラーには頼りたくないもの。そこで、なるべく冷房に頼らず、暑さをしのぐ方法を考えてみよう。
帰宅時やお風呂上りに使えば、ほてった体も気分もスッキリ。
風速0.5m/の風が流れると、人は2℃も涼しく感じるといわれている。特に暑い日では、冷房を弱めにして扇風機を併用してみよう。
暑い上に湿度が高いと、皮膚はベタベタでかなり不快。汗がなかなか蒸発しないので体に熱がこもってしまう。湿度を下げて汗を蒸発させれば、サラッと快適な上に気化熱が奪われて涼しく感じられるだろう。
汗や熱をこもらせないためには、通気性がよいものが一番。最近では汗や熱をすばやく逃す、優れた生地で作られたものも市販されている。下着などに取り入れてみては?
インテリア人は色彩から受けるイメージによってずいぶん体感温度が変わってくるもの。部屋全体は無理としても、カーテンやソファーのカバー、ベッドカバーを青や白など涼しさを感じる色合いに変えてみよう。さらにすだれや風鈴も取り入れれば、より効果的。涼しいと感じるには、心理的な効果も大きい。
自宅と違って、温度調節ができない職場や電車。スーツを着たサラリーマンに合わせて強めの冷房になっているので、特に女性は注意したい。
冷房対策の基本中の基本。温度が調節できないのなら、自衛を。
体を締め付けると血行が悪くなり、冷えやむくみの原因に。また、女性の場合には、サイズに合わない下着がスタイルも損なってしまう。素足にサンダルというファッションも足元がかなり冷えるので、要注意。
汗をかくこの時期はついシャワーでさっぱりと済ましてしまいがち。でも一日の冷えや疲れを取り、ぐっすり眠るためにはやはりお風呂が一番だ。おすすめはぬるめのお湯での半身浴。リラックス効果がある入浴剤やアロマオイルを取り入れれば、気分も上々。全身の血行がよくなり、冷えやむくみもスッキリ解消できるだろう。お湯につかるのはどうも…という人は足浴も、それなりに効果あり。
冷えやすい足はもちろん、クーラーの風が直接当たりやすい腕や肩もマッサージするとよい。入浴中や入浴後など体が温まっているときに行うのが特に効果的。