用語解説

消化性潰瘍

しょうかせいかいよう
胃や十二指腸にできる潰瘍。粘膜の下層の組織までが深く欠損した状態である。本来は強い酸性の胃酸や、消化酵素ペプシンのはたらきから粘膜を守る仕組みが備わっている。しかしこの防御が弱まったり、胃酸が強く出すぎたりするとバランスが崩れ、粘膜が傷害されて潰瘍ができる。手術となるケースは減っていて、多くは制酸薬や粘膜保護による薬物治療。ヘリコバクターピロリ感染による潰瘍に対しては、除菌治療を行う。
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