
母親の血糖値について
Suica(#)・40~49歳男性
2015/03/23
投稿
自分の母親は現在70代前半で、もともと高血圧とコレステロールの薬を服用していますが、今回検査をした結果血糖値が少し高いと診断されました。
運動ができる状態でしたら運動をさせたいのですが、腰が曲がり足が悪いため運動をすることができません。
そのため、お昼は栄養バランスの取れたおかずを取り寄せていますが、夜の栄養バランスがばらばらになってしまうのと、間食が原因で血糖値が上がったのではないかと考えています。
現在はかかりつけの病院から血糖値を下げる薬を処方してもらい服用しています。
足が悪いため台所で夕飯の調理もあまりできないので、特に夕飯のおかずを含めどういう食生活が良いのか教えて下さい。

野菜を中心に、バランスよい食生活を
健康を維持していくためには食生活は大切です。
できるだけ新鮮な食品を購入し、それを調理して食べることが望ましいのですが、買物に出かけることと、調理が困難な状態では、健康を損ないも病気にかかりやすくなります。
自分でできなくなったら他の人の助けが必要になります。
間食と夜の食事では砂糖などの糖分の少ない食品を選び、炭水化物の割合を少なめにして、その分をたんぱく質や脂質から摂るようにします。
腎臓が悪い場合には、たんぱく質が過剰にならないように、バランスをとります。
ビタミンDも大切なビタミンで、外出して太陽にあたることで作られます。
外出をしないと骨が弱くなり、腰の曲がりや関節の痛みも強くなる恐れがあります。
夕飯のおかずは野菜を中心に魚、肉、大豆製品、乳製品も摂るようにしてください。塩分は控えるようにしましょう。

板倉 弘重 先生
ドクターご活躍の場所 | 日本動脈硬化学会 名誉会員 日本ポリフェノール学会 理事長 日本栄養・食糧学会 名誉会員 日本臨床栄養学会 理事長 国立健康・栄養研究所臨床栄養部長 ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授 |
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ご専門 | 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医 |
ご経歴 | 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。 カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。 2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。 日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。 2006年「瑞宝双光章」受賞。 2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。 2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。 芝浦スリーワンクリニック名誉院長 |
所属団体 | 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長 |
先生からの一言 | 楽しく健康になりましょう。 |
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