
萎縮性胃炎について
パンダ(#)・20~29歳女性
2014/01/20
投稿
25歳女です。
たびたび吐き気を感じることがあり、先日、初めて胃カメラの検査をしました。
結果は吐き気との因果関係はないということでしたが、萎縮性胃炎と逆流性食道炎があるということでした。
「若いのに萎縮性胃炎は珍しい」と言われ、これまでの他疾患の薬に加え、モサプリドクエン酸塩水和物とテプレノンを処方されました。
萎縮性胃炎は治るものなのでしょうか。また薬はいつまで飲み続けるものなのでしょうか。

ピロリ菌検査や消化器内科の受診を
若い人に萎縮性胃炎があるときは、胃の中にピロリ菌という細菌がいる場合が多いので、ピロリ菌の検査を受けるべきだと思います。
もしピロリ菌がいたならば除菌する方が良いでしょう。
そうすれば少なくとも萎縮性胃炎が悪化することは止めることができると思います。
逆流性食道炎でも吐き気が起こることがあります。
モサプリドクエン酸塩水和物やテプレノンで多少は改善する場合がありますが、食事をとってから1時間経過するまでは体を横にしないなどすることでも改善を望むことができます。
今回いただいた薬を飲んでみて状況がどうなったかも踏まえて、病院でまた相談すべき状況だと思います。
可能であれば総合病院の消化器内科など専門性の高い施設で診てもらうのがよいと思います。

古家 英寿 先生
ドクターご専門 | 呼吸器内科、一般内科、免疫学、臨床薬理学 日本内科学会認定内科専門医、米国内科専門医会上級会員、日本臨床薬理学会指導医、医学博士 |
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ご経歴 | 山口大学医学部卒業 熊本大学第一内科大学院卒業 |
先生からの一言 | 今度からこのサイトで皆さんの御相談にお答えすることになりました。医療に100%はありませんが、皆さんの御役にたてるようにがんばりたいと思います。 |
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