おしえて先生

大人のアトピー性皮膚炎

chi3(#)・30~39歳女性 2014/01/06 投稿

海外に居て思うように治療が受けられないためこちらへご相談させて頂いております。
幼少期からアトピー性皮膚炎があり、成人してからは症状は治まっておりましたが、海外に住むようになってから、アトピー性皮膚炎の症状が出てくるようになりました。

以前より、患部がじゅくじゅくになったり、とびひのように広がることが頻繁に起こるようになり、一度患部が悪化すると身体中に広がり、なかなか治りが悪いのですが、これは、体の免疫が落ちてきているからでしょうか?
それとも処方されている薬や、炎症を抑える為のステロイド剤や、抗生物質、また抗ヒスタミン剤が体に合っていないのでしょうか?

以前はカミソリ負けや、少し引っ掻いてしまった場合でも、次の日には炎症が治まっていたのですが、ここ最近はそういった少しの傷でさえ、赤い斑点のように炎症が起こり、かゆい範囲が広がってしまいます。
腕、脚、背中、お尻、また手のひらにも小さい水ぶくれができてしまうこともあります。

住んでいる環境はシンガポールで、一年中暑い国ですが、日本ほど蒸し暑いことはありません。
衛生面でも医療の面では、日本と同じかと思います。
よろしくお願いします。

日本にはない植物が原因のアレルギーの可能性も

現在シンガポール在住とのことですね。環境的には特に問題はないと思われます。
気温が高い以外には日本と変わらないと思われますが、植物は違います。
可能性としては、花粉など植物由来のアレルゲンが考えられます。
日本にいる時より、シンガポールで症状が悪化しているのは、そのためかもしれません。
現在、皮膚に、じゅくじゅくした皮疹があるのでしたら、まずはそのような湿潤傾向のある皮膚症状を、ステロイドの内服、あるいは外用で、1週間ほどの短期間に、改善させなければなりません。
それと同時に、皮膚のバリア機能を強めることが大切です。
軽いアトピー性皮膚炎でしたら、バリア機能を改善させるだけで著しい効果を期待できます。
一番良いバリア機能改善剤は、動物性のセラミドを皮膚に塗ることです。
同時に、抗アレルギー剤を飲んでください。
早く治すには、シンガポールで、皮膚科専門医を受診ください。

ご回答いただいた

市橋 正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。