おしえて先生

A/G比が高いですが治療が必要ですか

かめさん(#)・50~59歳女性 2011/07/25 投稿

24歳になる娘が検診のたびにA/G比が高いというのですが、標準の範囲から若干高い程度なので特に問題にされないようです。
検診結果の説明などを見ても、低い場合に考えられる病気の説明はたくさんありますが、高い場合については全く触れていません。
ただインターネットで検索したら免疫などに問題があるのではないかと気になりました。
極端に高いわけではありませんが標準値より常に高いという場合、もっと詳しい検査が必要か、また何か普段の生活で気をつけたほうがよいことがあれば教えてください。

若干高いくらいなら心配ないでしょう

A/G比は血清中に多く含まれているタンパク質であるアルブミンとグロブリンの比を表しています。
アルブミンは肝臓で作られていますが、グロブリンにはリンパ球が作るガンマグロブリンも含まれています。
A/G比が若干高い場合には、アルブミンが多いか、グロブリンが低いかどちらですが、グロブリンが低い場合が多くみられます。
血漿タンパク質電気泳動など詳しい検査をすると、どのグロブリンが低下しているかが分かります。
特に肝機能検査値に異常なく、日常生活で風邪をひきやすいなど異常なければA/G比が若干高くても心配ないでしょう。

かめさんさんからコメントをお寄せいただきました。

ご回答いただきありがとうございました。
娘のことで以前から気にはなっていたのですが、どこで聞いたらよいかも分からず、今回の回答をいただいとてもほっとしました。
もともとアレルギー体質のような感じなので、きちんと検査をしたわけではないですが少し納得できました。
回答がとても親身で安心できました。
ありがとうございました。
ご回答いただいた

板倉 弘重 先生

ドクター
ご活躍の場所 医療法人社団エミリオ森口 芝浦スリーワンクリニック 名誉院長
日本動脈硬化学会 名誉会員
日本ポリフェノール学会 理事長
日本栄養・食糧学会 名誉会員
日本臨床栄養学会 理事長
国立健康・栄養研究所臨床栄養部長
ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授
ご専門 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医
ご経歴 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。
カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。
2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
2006年「瑞宝双光章」受賞。
2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。
2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。
芝浦スリーワンクリニック名誉院長
所属団体 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長
先生からの一言 楽しく健康になりましょう。