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エストリール錠1mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エストリール錠1mg
主成分 エストリオール
分類名称 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤
剤形 白色の錠剤、直径8.0mm、厚み3.0mm
商品画像
製薬会社 持田製薬株式会社
効能 女性ホルモンの一つ(卵胞ホルモン)で、不足している女性ホルモンを補充することによって、ホルモンバランスを整え、更年期症状(のぼせ、頭痛、不眠、動悸など)や、腟部の炎症などを改善します。また、骨の形成と吸収のバランスを整え、骨量の減少を抑制します。
通常、更年期障害、腟炎、子宮頸管炎、子宮腟部びらん、老人性骨粗鬆症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳癌(疑いまたは既往歴を含む)、子宮内膜癌(疑いを含む)、子宮内膜増殖症(治療中あるいは治療が終了していない)、血栓性静脈炎・肺塞栓症・冠動脈性心疾患・脳卒中(既往歴を含む)、肝障害、診断の確定していない異常性器出血がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 更年期障害、腟炎(老人、小児および非特異性)、子宮頸管炎並びに子宮腟部びらん:通常、成人は1回主成分として0.1~1mgを、1日1~2回服用します。年齢・症状により適宜増減されます。
    老人性骨粗鬆症
    :通常、1回主成分として1mgを1日2回服用します。症状により適宜増減されます。
    本剤は1錠中に主成分1mgを含む製剤です。いずれも必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は忘れた分は飲まないで、次回の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 外国において、卵胞ホルモン剤(この薬が属するグループ)と黄体ホルモン剤を併用した場合、その期間が長くなるにしたがって乳癌になる可能性が高くなるとの報告があります。したがって、本剤と黄体ホルモン剤を併用する場合は、その併用の必要性および注意すべき点などについて医師から十分に理解できるまで説明を受けてください。
  • 本剤服用中は、定期的に乳房検診ならびに婦人科検診(子宮のある人では子宮内膜細胞診および超音波検査による子宮内膜厚の測定を含む)が行われます。
  • 動物実験で着床障害の報告があるため、妊娠が疑われた場合は、すぐに医師に連絡してください。
  • 副作用 主な副作用として、悪心、食欲不振、不正出血、帯下増加、乳房痛、乳房緊満感、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 長期に使用した場合、下肢の疼痛・浮腫、突然の息切れ、激しい頭痛 [血栓症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤
    同じ成分の薬を探す エストリオール
    同じ製薬会社の薬を探す 持田製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳1,425
    25~29歳025~29歳3,927
    30~34歳030~34歳8,226
    35~39歳035~39歳12,552
    40~44歳040~44歳31,504
    45~49歳045~49歳137,357
    50~54歳050~54歳420,361
    55~59歳055~59歳612,965
    60~64歳060~64歳684,017
    65~69歳065~69歳809,298
    70~74歳070~74歳794,152
    75~79歳075~79歳661,484
    80~84歳080~84歳426,470
    85~89歳085~89歳205,112
    90歳以上090歳以上103,566