用語解説

珪肺症

けいはいしょう
ケイ酸を含む粉塵を吸い続けることによって起きる、肺の病気。この粉塵が肺内に沈着して繊維化を起こし、肺での空気の取り込みが低下することで、息切れや咳、呼吸困難などの症状が現れる。建築現場やトンネル工事、鉱山、金属の研磨などの仕事に就いている人にみられることが多い。数年から十数年かけて発症し、症状の出現やレントゲン写真などで診断される。根本的な治療法はなく、ケイ酸を吸い込まないことや、気管支を広げる薬や咳止め薬などで、症状に対しての治療が行われる。
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