用語解説

クラッシュ症候群

くらっしゅしょうこうぐん
事故や災害で下敷きになる、ものに挟まれるなど長時間圧迫されて起こる全身の障害。つぶれた筋肉組織から流出した物質が、各所に障害を起こすもの。ミオグロビンは尿細管を詰まらせ、急性腎不全を起こす。茶色の尿が出て、尿量は減るのが特徴。カリウムは血液中に増え高カリウム血症を起こす。心筋に異常が生じ不整脈が発生する。災害救出後、意識もあり軽症者と判断されて治療が遅延し、死亡者が出て問題となった。
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