おしえて先生

長引く虫刺されのかゆみ

ハニー(#)・40~49歳女性 2013/09/30 投稿

手の甲を虫にさされたのか、一箇所強いかゆみがあります。
見た目は本当に赤く丸くプチっと膨れていて虫に刺されたような感じです。
とてもかゆみが強く、しかもすでに4~5ヵ月間くらいかゆみがあります。
最近は赤みも落ち着いてきましたが、たまにまだかゆみを感じることがあります。
寝ている間など、無意識に強くかいてしまっているため、手の甲の皮がすこしポロポロとめくれていたり、かきすぎなのか、周りの皮膚が硬くなってしまっています。
一箇所だけなので、病院には行かず市販の虫さされの塗り薬を塗っています。
本当にゆっくりゆっくりは回復しているような気がしますが、突然かゆくなったりするので、いったい何か起きているのか不安です。
そんなに長い間かゆみがあることなどはあるのでしょうか?

早めに皮膚科で治療を

一般に虫に刺されると、早ければすぐにかゆくなります。
刺された皮膚は少し赤くなり、腫れてきます。
もちろん強いかゆみを伴うのが普通です。
この症状は、適切な治療を行わなかったときに起き、ひっかくことで、結構、何週間も赤みとかゆみがひきません。
かくことで、その部位の皮膚は厚くなります。
幸い赤みがひいても、色素沈着で茶色くなり、かゆみも残ります。
今はそのような状況にあると思います。

慢性痒疹(まんせいようしん)と呼ばれる皮膚の病気ですね。
一日も早く、皮膚科専門医の治療を受けてください。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。