うつ病の妹について
36歳妹がうつ病を発症し6年が経ちます。
兄の私は遠方で暮らしており、妹は母と二人で暮らしております。
うつ病発症後何年かは妹も仕事を継続しておりましたが、ここ2年ほどは不定期の仕事をたまにするだけで（1年のうち、1ヵ月ほど）ほとんど家に閉じこもっています。
ただ月2回の病院通いのほかにコンビニ等への買い物、月1回の美容院、たまに彼氏（だと思われます）のところへ行ったりとしているようです。
それ以外はほとんど昼夜逆転の生活をしており、家の手伝いもせず、ただ自分の部屋でゴロゴロとテレビを見たりしております。
やはり病気ということで私も特に口出しをせず見守っておりますが、妹にはほぼ収入がないため、全て母が妹にかかる出費を払っております。
買い物代、車ガソリン代、携帯電話代、タバコ代、美容院代、病院代など月に10万円程度発生しているようで、妹は全く出費を抑えようとしないため、母が貯金を崩しながら妹の世話をしている状況です。
食事は母が全て作っておりますので、妹は5万円以内で十分にやっていけるはずです。
今は母も働いておりますのでまだ何とかやっているようですが、あと数年もすればとてもやっていけそうにありません。
たまに母が出費を節約するよう妹に言うようですが、それを妹が担当医に話し、担当医からは「必ず良くなりますから今はお金のことを言わないように」と言われてしまうようです。
うつ病が治すには時間がかかることは覚悟しておりますが、妹のお金の使い方については直させないといけないと考えております。
私の方から妹にきつく言うことは問題ないでしょうか？
問題がある場合、どういった対応を取ればよろしいでしょうか？
よろしくお願い致します。
妹さんの許可を得て主治医と相談を
うつ病が長くなると、ご家族の方は経済的にも精神的にも本当に大変ですね。
まず妹さんの許可をとって、ご自身が主治医にお会いになり、本当に妹さんがうつ病なのかどうなのか、昼夜逆転の生活が続くようなら、生活リズムをただす目的で入院治療を考えた方が良いのかどうか、今の病状でお金のことを言っても良いのかどうか等、ご実家が経済的に大変であることも含めて、一度ご相談に行かれることが必要だと思います。
妹さんの許可があれば、家族相談は受け付けていただけます。
妹さんには、「本当に今のままでいいのかどうかを主治医に直接聞いた上で、必要ならお金は出すから」とおっしゃって主治医に会う許可を取られるといいかと思います。
ご回答いただいた
半田（伊藤）容子 先生
ドクター| ご活躍の場所 | 八事クリニック 院長 |
|---|---|
| ご専門 | 心療内科、精神科、医学博士、精神科専門医、精神保健指定医、日本精神分析学会認定精神療法医、認定産業医 |
| ご経歴 | 名古屋大学医学部、名古屋大学大学院医学系研究科卒業 名古屋大学付属病院 愛知県立城山病院 生々会松蔭病院を経て 八事クリニックを開設 |
| 所属団体 | 日本精神神経学会、日本精神分析学会、日本うつ病学会、 日本精神病理・精神療法学会 |
| 先生からの一言 | 明るく穏やかな生活を奏でる為に、皆様のお役に立てたら幸いです。 |
