おしえて先生

肉と酒の飲食で筋肉痛に

ボーダー(#)・40~49歳男性 2010/05/31 投稿

症状は1日で治るのですが、バーベキューとか焼肉を食べながら飲酒をした翌日に、上腕部と太ももに筋肉痛のような症状が出ます。常にというわけではなく食べ過ぎたり、飲みすぎたりしたかなという時に起こるようです。
筋肉痛のような症状になるのは何故なのでしょうか?このような症状にならないような方法がありますか?また、この症状は気にしなくてもいいものでしょうか?健康上で何か悪影響がありますか。
よろしくお願いします。

代謝異常の場合も…

肉など食べ過ぎたり、酒を飲みすぎたりすると尿酸が体にたまりやすくなります。尿酸がたまりやすい体質の人では、筋肉がうずく様な痛みを感じることがあります。強い場合は痛風になります。
また、脂質代謝異常の素因のある人やアルコール代謝物の処理が不充分の人では、活性酸素によって筋肉が一時的に刺激されることも考えられます。
一度、これらの代謝異常がないか、検査をしてもらうと良いでしょう。度を過ごさないようにという体からのシグナルかも知れません。

ご回答いただいた

板倉弘重 先生

ドクター
ご活躍の場所 日本動脈硬化学会 名誉会員
日本ポリフェノール学会 理事長
日本栄養・食糧学会 名誉会員
日本臨床栄養学会 理事長
国立健康・栄養研究所臨床栄養部長
ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授
ご専門 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医
ご経歴 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。
カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。
2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
2006年「瑞宝双光章」受賞。
2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。
2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。
芝浦スリーワンクリニック名誉院長
所属団体 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長
先生からの一言 楽しく健康になりましょう。