おしえて先生

腎臓病予防のための食事

紅葉(#)・40~49歳女性 2009/03/19 投稿

血液検査の結果、腎臓病予防のため、食事に気をつける様に言われました。生野菜、果物を暫く食べない様に言われましたが、野菜を茹でた汁もいけないのでしょうか?ドライフルーツはいいのでしょうか?果物は、少量は食べてもいいのでしょうか?食べる程度、制限をどの位すればいいのか、アドバイスをお願いします。

カリウムを制限するためと思われます。

生野菜、果物を暫く食べない様にとのことですが、カリウムを制限する為と思われます。カリウムは水溶性ですから野菜の茹で汁も避けた方がよいでしょう。カリウムは、ほうれんそうや春菊やにら等、葉野菜に多く含まれていますので、カリウムの少ないにんじんやだいこんといった根菜類を、通常どおりの量で召し上がると良いと思います。
葉野菜もたまには召し上がってもよいですが、茹でるのが良いでしょう。
果物の中には、バナナやメロンなど少量であってもカリウムに注意が必要なものもありますが、一般的な果物を少量しか食べないということであれば余り気にする必要はないと思われます。
ほかにもカリウムが多い食品として、海藻がありますが、特別に多量摂取をしているのでなければ、さほど気にされなくても良いと思います。ただし、いずれもはっきりとした分量は分かりません。
紅葉さんのカリウム制限の程度が分かりませんし、少量と言っても個人差があると思いますので、分量については血液検査をされた病院で確認することをお勧めします。

ご回答いただいた

白鳥早奈英 先生

ドクター
ご活躍の場所 中部学院大学講師
教育庁・農林水産省・文部科学省各省及び全農等による「食育」指導
都道府県及び市町村主催の健康講座講師
企業における健康講座講師
美容学校講師
雑誌連載、テレビの健康番組(コメント、監修)
ご専門 栄養関係全般(とくに食べ合わせ、ダイエット指導)
生活習慣病予防の運動及びリハビリ運動、心療カウンセリング、美容食
ご経歴 青葉学園短期大学食物栄養科卒業、日本女子大学家政学部栄養科卒業
東京農業大学栄養科及びアメリカジョージア州立大学栄養科に学ぶ
アメリカンワールドユニバーシティにて博士号取得
重野診療所にて栄養指導
ジョージア州エモリー大学講師
所属団体 日本栄養士会及び栄養改善学会、アメリカ栄養士会、日本ビタミン学会、日本肥満学会、アーユルベーダー学会、日本健康運動指導士会、日本代替医療学会
先生からの一言 美容や医療の指導に携わる人々は、第一に指導者本人が心身ともに健康でなければ説得力がない、できれば実年齢より5~10歳位若い肉体であるのが望ましいとの考えのもと、日々努力をしています。