おしえて先生

妊娠中に増えつづける体重

ダカラ(#)・30~39歳女性 2008/08/14 投稿

妊娠がわかり、栄養を摂らなければと好き嫌いなく食べるようになったため、病院では月に1kgくらいの増加と言われていたのに、安定期に入ってすぐに3kgも増えてしまいました。あまり体重が増えすぎてもいけないとも教えられたので、セーブしなくてはと思ってはいるものの、栄養もしっかり摂らなければいけないので、ダイエットするわけにもいかず、どうしたらよいのか悩んでいます。妊娠中の食事にはどんなことに気をつければいいのでしょうか。

カロリーが低めで栄養効果の高い食品を選んでください。

体重がご心配のようですが、お腹の赤ちゃんのためにも糖質、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった必須栄養素は、3度の食事の中で充分に摂る必要があります。体重の増え過ぎを防ぐためには、カロリーが低めで栄養効果の高い食品を選ぶ必要があります。主食はご飯の方が、パンや麺類より太りにくいと言えます。たんぱく質としては、魚は脂肪の多い銀ダラやとろは避けましょう。貝類、いか、たこ、鶏肉、脂身でない肉類、カッテージチーズ、大豆及び大豆製品、などがおすすめですが、卵等も栄養価が高いので1日1~2個でしたらコレステロールの心配もないでしょう。貝類、チーズ、お豆腐は、カルシウムも多いので、赤ちゃんのためにも良いでしょう。カルシウムを摂るためには、低脂肪牛乳、海藻、小魚、胡麻もおすすめです。ただし、胡麻はカロリーが高いので気をつけましょう。
野菜は緑黄色、淡色野菜ともにたっぷり摂りましょう。腸の働きを良くするために、きのこやこんにゃく類、ヨーグルト(無糖のままかオリゴ糖をかける)も摂るようにしましょう。

ご回答いただいた

白鳥早奈英 先生

ドクター
ご活躍の場所 中部学院大学講師
教育庁・農林水産省・文部科学省各省及び全農等による「食育」指導
都道府県及び市町村主催の健康講座講師
企業における健康講座講師
美容学校講師
雑誌連載、テレビの健康番組(コメント、監修)
ご専門 栄養関係全般(とくに食べ合わせ、ダイエット指導)
生活習慣病予防の運動及びリハビリ運動、心療カウンセリング、美容食
ご経歴 青葉学園短期大学食物栄養科卒業、日本女子大学家政学部栄養科卒業
東京農業大学栄養科及びアメリカジョージア州立大学栄養科に学ぶ
アメリカンワールドユニバーシティにて博士号取得
重野診療所にて栄養指導
ジョージア州エモリー大学講師
所属団体 日本栄養士会及び栄養改善学会、アメリカ栄養士会、日本ビタミン学会、日本肥満学会、アーユルベーダー学会、日本健康運動指導士会、日本代替医療学会
先生からの一言 美容や医療の指導に携わる人々は、第一に指導者本人が心身ともに健康でなければ説得力がない、できれば実年齢より5~10歳位若い肉体であるのが望ましいとの考えのもと、日々努力をしています。