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ウゴービ皮下注1.0mgSD

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ウゴービ皮下注1.0mgSD
主成分 セマグルチド(遺伝子組換え)
分類名称 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む)
剤形 無色~ほぼ無色の注射剤
商品画像
製薬会社 ノボノルディスクファーマ株式会社
効能 持続性GLP-1受容体作動薬と呼ばれる注射薬で、食欲を抑制することなどから、体重減少作用を示します。
通常、肥満症の治療に用いられます。
ただし、高血圧、脂質異常症または2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限ります。-BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する-BMIが35kg/m2以上
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。1型糖尿病、胃不全麻痺など胃腸障害がある。膵炎の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は、主成分として0.25mgから投与を開始し、週1回皮下注射します。その後は4週間の間隔で、週1回0.5mg、1.0mg、1.7mgおよび2.4mgの順に増量し、以降は2.4mgを週1回皮下注射します。本剤は1本中に主成分1.0mgを含有します。他に1本中に主成分0.25mg、0.5mg、1.7mgおよび2.4mgを含有する製剤もあります。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 胃腸障害などがあらわれ、忍容性が得られない(十分に耐えられない)場合は減量または増量が延期されることがあります。
  • 週1回、同じ曜日に注射してください。
  • 注射を開始する前に添付されている取扱説明書を必ず読んでください。
  • 注射は腹部、大腿、上腕に行い、注射箇所は毎回変更し、少なくとも前回の注射箇所から2~3cm離してください。
  • 注射をし忘れた場合は、次の注射予定日までの期間が2日(48時間)以上あれば、気づいた時点ですぐに注射し、その後はあらかじめ定めた曜日に注射してください。次の注射予定日までの期間が2日間(48時間)未満であれば注射せず、次のあらかじめ定めた曜日に注射してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 医師の指示なしに、注射を止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 急性膵炎があらわれることがあります。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などがあらわれた場合には、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けてください。
  • 下痢、嘔吐から脱水を続発し、急性腎障害(尿量が減る、むくみ、体がだるい)に至るおそれがあります。下痢、嘔吐がみとめられた場合には、適度な水分を補給し、症状が続く場合には医師に相談してください。
  • 甲状腺関連の症状(くびに触れると硬いしこりがあるなど)があらわれた場合には、専門医への受診が必要になることがあるため、医師に相談してください。
  • 低血糖があらわれることがあります。高所作業や自動車の運転など危険を伴う作業に従事するときには、十分に注意してください。低血糖についての注意は家族やまわりの方にも知らせておいてください。低血糖症状があらわれた場合、糖質を含む食品をすぐにとってください。α-グルコシダーゼ阻害剤(糖分の吸収を遅らせる薬)と同時に服用中の方は、ブドウ糖をとるようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、食欲減退、吐き気、下痢、便秘、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下 [低血糖]
  • 吐き気、嘔吐、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る [急性膵炎]
  • 発熱、寒気、白目が黄色くなる、右上腹部の痛み、上腹部が張った感じ、嘔吐、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる [胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで保管してください。
  • 個装箱などにより光を避け、凍結を避けて、冷蔵庫(2~8℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む)
    同じ成分の薬を探す セマグルチド(遺伝子組換え)
    同じ製薬会社の薬を探す ノボノルディスクファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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