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カブリビ注射用10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 カブリビ注射用10mg
主成分 カプラシズマブ(遺伝子組換え)
分類名称 その他の血液・体液用薬
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 サノフィ・アベンティス株式会社
効能 Von Willebrand因子と結合し、Von Willebrand因子と血小板が結合してできる血栓の形成を抑制します。
通常、後天性血栓性血小板減少性紫斑病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血がある、出血しやすい、手術や出血を伴う歯科処置を予定している。肝機能の障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、初回は静脈内に注射し、血漿交換期間中と血漿交換期間後の30日間は1日1回皮下に注射します。その後は、効果を見ながら使用を継続することがあります。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 使用するときに、室温にもどした後、粉末を溶解液で溶解して注射してください。
  • 注射し忘れた場合は、血漿交換を実施している期間は、気付いた時点で速やかに注射してください。血漿交換を中止した後に本剤の注射をし忘れた場合には、注射予定時刻から12時間以内であれば注射することができます。12時間を超えた場合は、注射を1回省略し、通常の注射スケジュールに従い、次回分から注射してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 血液が止まりにくくなりますので、怪我をしないよう注意してください。
    他院や他科に受診の際は、この薬の使用を医師、薬剤師に伝えてください。
  • 副作用 主な副作用として、注射部位反応、発熱、消化管出血、鼻出血、歯ぐきからの出血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 鼻出血、歯ぐきからの出血、便に血が混じる、尿が赤褐色になる、頭痛 [出血]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、冷蔵庫(2~8℃)または、30℃以下の室温で保管してください。
  • 使用済みの注射針を再使用しないでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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