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タクザイロ皮下注300mgシリンジ

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名	タクザイロ皮下注300mgシリンジ
主成分	ラナデルマブ（遺伝子組み換え）
分類名称	その他のアレルギー用薬
剤形	澄明またはわずかに乳白光を呈する無色から微黄色の液
製薬会社	武田薬品工業株式会社
効能	活性化された血漿カリクレインの活性を阻害することにより、ブラジキニンの過剰な放出を抑え、血管性浮腫（からだのあらゆる部位に起こる突然の腫れやむくみ）の急性発症を抑えます。通常、遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制に用いられます。
使用上の注意	以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。妊娠または授乳中他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。
用法・用量	通常、成人および12歳以上の小児は1回1シリンジ（主成分として300mg）を2週間に1回皮下に注射します。継続的に発作が観察されず、症状が安定している場合には、1回1シリンジ（300mg）を4週間に1回皮下に注射することもあります。必ず指示された注射方法に従ってください。医療機関において適切な在宅自己注射教育を受けた患者または家族は、自己注射を行うことができます。使用方法については、医師の指示にしたがってください。この薬を自己注射するにあたって、危険性や対処法について十分に理解できるまで説明を受けてください。また、使用済みのシリンジの廃棄方法について十分に理解できるまで説明を受けてください。注射する前に、内容物を目視で確認してください。異物または変色が認められる場合は、使用せず、医師または薬剤師に相談してください。お腹または太ももに、1回にシリンジ内の全量を注射します。家族が注射する場合は、上腕に注射することもできます。皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位（傷、発疹、発赤、しこりなど）には注射しないでください。この薬は1回で全量を注射します。注射し忘れた場合は医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。
生活上の注意	この薬は急性発作が起こった時にその治療のために使用するものではないことについて、十分に理解できるまで説明を受けてください。理解したことが確認されてから使用が開始されます。自己注射をしたときに、異常を感じた場合や、注射を続けられないと感じた場合は、使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
副作用	主な副作用として、注射部位反応（痛み、赤くなる、腫れる、内出血、不快感、出血、かゆみ、熱感、しこり）、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。全身のかゆみ、蕁麻疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、息苦しい　[アナフィラキシー] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他	乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避けて、冷蔵庫など（2～8℃）で保管してください。光を避け外箱に入れて保管してください。冷蔵庫から出した後は、25℃以下で保管し、14日以内に使用してください。薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。使用済みの針および注射器は使用せず、医療機関の指示どおりに廃棄してください。
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※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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