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ケシンプタ皮下注20mgペン

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ケシンプタ皮下注20mgペン
主成分 オファツムマブ(遺伝子組換え)
分類名称 その他の中枢神経系用薬
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 ノバルティス ファーマ株式会社
効能 多発性硬化症の症状を引き起こす原因の一つであるB細胞の細胞表面に存在する抗原(細胞表面マーカー:CD20)に作用し、多発性硬化症の症状を抑え、疾患の進行を遅らせます。
通常、再発寛解型多発性硬化症、または疾患活動性を有する二次性進行型多発性硬化症の再発予防および身体的障害の進行抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。B型肝炎にかかっている、または過去にかかったことがある。感染症にかかっている。ワクチン接種を受けた。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、初回、1週後、2週後、4週後に皮下へ注射します。その後は、4週間の間隔で注射します。
  • 使用者(患者)が希望した場合には、本人が一定の基準を満たしていることを担当の医師が確認した後、自己注射を行うことができます。
  • 自己注射にあたっては、危険性や対処法について説明を受けてください。
  • 効果をみながら長期間使用する場合があります。
  • 注射する15~30分前に、ペンが入った箱を冷蔵庫から出し、箱のまま室温に戻してください。
  • 注射部位はお腹(腹部)、太もも(大腿部)または二の腕(上腕部の外側)です。注射部位は毎回変えてください。
  • 注射をし忘れた場合は、気が付いた時点で1回分を注射してください。その後は、決められた投与間隔を空けて次の注射を行ってください。
  • 誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬を使っている間および使い終わった後に、B型肝炎や感染症の兆候を調べるための血液検査が行われます。
  • 妊娠が可能な場合、この薬を使用している間および使用終了後6ヵ月間は適切な避妊をしてください。
  • 副作用 主な副作用として、感染症、注射に伴う全身反応、注射部位の反応などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、かぜのような症状、からだがだるい [感染症]
  • 発熱、頭の痛み、筋肉の痛み [注射に伴う全身反応]
  • 意識がうすれる、判断力の低下、麻痺症状 [進行性多巣性白質脳症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて外箱に入れたまま、2~8℃で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 使用済みのペンは再使用しないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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