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フォゼベル錠10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 フォゼベル錠10mg
主成分 テナパノル塩酸塩
分類名称 その他の循環器官用薬
剤形 黄色の錠剤、長径8.3mm、短径4.8mm、厚さ3.4mm
商品画像
製薬会社 協和発酵キリン株式会社
効能 腸管からのリン吸収を低下させることにより、高リン血症患者の血中リン濃度を低下させます。
通常、透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。2歳未満である。機械的消化管閉塞またはその疑い、炎症性腸疾患または下痢型過敏性腸症候群がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回テナパノルとして5mgより服用を始め、1日2回朝食および夕食直前に服用します。
    その後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減されますが、1日の最高用量は30mgまでです。本剤は1錠中に主成分10mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に早めに飲んでください。朝食の直前に飲み忘れた場合は、昼食の直前に飲んでもかまいません。ただし、次の飲む時間が極端に近い場合は、飲み忘れた1回分をとばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 定期的に血清リン、血清カルシウムおよび血清PTH(副甲状腺ホルモン)濃度の血液検査が行われます。
  • この薬を飲み始めても、食事療法などによるリン摂取制限は指示どおりに続けてください。
  • 下痢に伴う口渇や手足のしびれ、強い倦怠感、血圧低下などがあらわれた場合は、すみやかに担当の医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 何度も水のような便が出る、下腹部の痛み、体がだるい、発熱 [重度の下痢]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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