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タバリス錠150mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 タバリス錠150mg
主成分 ホスタマチニブナトリウム水和物
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 薄い黄赤色の錠剤、長径14.5mm、短径7.25mm、厚さ5.5mm
商品画像
製薬会社 キッセイ薬品工業株式会社
効能 脾臓チロシンキナーゼを阻害することで、抗血小板自己抗体が結合した血小板のマクロファージによる貪食および破壊を軽減します。
通常、慢性特発性血小板減少性紫斑病に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血栓症や血栓塞栓症の既往歴あるいは素因がある、B型肝炎ウイルスキャリアまたは既往感染者、肝機能障害。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回ホスタマチニブとして100mgを開始用量とし、1日2回服用します。初回服用量を4週間以上投与しても目標とする血小板数の増加が認められず、安全性に問題がない場合は1回150mgを1日2回に増量されます。なお、血小板数、症状に応じて適宜増減されますが、最高用量は1日300mgとされています。本剤は1錠中にホスタマチニブ150mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は1回分をとばしてください。その後は次の服用時に薬の量を増やさずに1回分を飲んでください。(絶対に)2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 定期的に血圧測定、血液検査、肝機能検査が行われます。指定された日時に検査を受けてください。
  • 妊娠する可能性がある女性は、この薬を使用している間および使用後から一定期間は避妊してください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気、浮動性めまい、腹痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 何度も水のような便が出る、下腹部の痛み、体がだるい、発熱 [重度の下痢]
  • 頭痛、肩こり、めまい、動悸、息切れ、顔のほてり、体がだるい [高血圧]
  • 突然の高熱、寒気、喉の痛み [好中球減少]
  • 発熱、寒気、体がだるい [感染症]
  • 疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振 [肝機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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