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ゼジューラ錠100mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ゼジューラ錠100mg
主成分 ニラパリブトシル酸塩水和物
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 灰色の楕円形の錠剤、長径約12.2mm、短径約8.2mm
商品画像
製薬会社 武田薬品工業株式会社
効能 DNAの修復に働く酵素であるポリアデノシン5’二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害することにより、癌細胞の増殖を抑制します。
通常、卵巣癌における初回化学療法後の維持療法、白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法および白金系抗悪性腫瘍感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣癌に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。高血圧症、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は、1回錠(ニラパリブとして200mg)を1日1回服用します。ただし、初回服用前の体重が77Kg以上で、血小板数が150,000/μL以上の場合は、1日1回3錠(300mg)を服用します。なお、状態により適宜減量されます。いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、服用せず、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬の服用前と、服用中は定期的に血液検査が行われます。
  • この薬の服用前に血圧が適正に管理されているか確認し、服用中は定期的に血圧が測定されます。
  • 妊娠する可能性がある女性は、この薬を使用している間および使用終了から一定期間は適切な避妊を行ってください。
  • 副作用 主な副作用として、貧血、頭痛、不眠症、吐き気、便秘、嘔吐、食欲減退、下痢、疲労、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、寒気、のどの痛み、鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい、頭が重い、動悸、息切れ [骨髄抑制]
  • 頭痛、肩こり、めまい、動悸、息切れ、顔のほてり、体がだるい [高血圧]
  • 頭痛、意識の低下、意識の消失、けいれん、視力障害 [可逆性後白質脳症症候群]
  • 咳、息切れ、息苦しい、発熱 [間質性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法が分からない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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