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マスーレッド錠12.5mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名	マスーレッド錠12.5mg
主成分	モリデュスタットナトリウム
分類名称	他に分類されない代謝性医薬品
剤形	色白色の錠剤、直径5.5mm、厚さ2.4mm
製薬会社	バイエル薬品株式会社
効能	低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素（HIF-PH）を阻害することによりHIF経路を活性化し、赤血球のもとになる細胞を刺激する物質（エリスロポエチン）を誘導して血液中の赤血球を増やすことで、貧血を改善します。通常、腎性貧血の治療に用いられます。
使用上の注意	以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓または既往歴がある。血圧が高い。妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。
用法・用量	透析を受けていない（保存期慢性腎臓病）方で、赤血球造血刺激因子製剤で未治療の場合：通常、成人は1回モリデュスタットとして25mgを開始用量とし、1日1回食後に服用します。以後は状態に応じて適宜増減されますが、最高用量は1回200mgです。透析を受けていない（保存期慢性腎臓病）方で、赤血球造血刺激因子製剤から切り替えた場合：通常、成人は1回モリデュスタットとして25mgまたは50mgを開始用量とし、1日1回食後に服用します。以後は状態に応じて適宜増減されますが、最高用量は1回200mgです。透析を受けている方：通常、成人は1回モリデュスタットとして75mgを開始用量とし、1日1回食後に服用します。以後は状態に応じて適宜増減されますが、最高用量は1回200mgです。本剤は1錠中にモリデュスタット12.5mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。飲み忘れた場合は気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回飛ばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
生活上の注意	定期的にヘモグロビン濃度などを測定することがあります。十分な効果を得るためには鉄が必要です。鉄剤が処方された場合には、医師の指示どおりに服用してください。妊娠する可能性のある女性は、この薬を使用している間および使用終了後一定期間（2週間）は適切な避妊を行うようにしてください。
副作用	主な副作用として、めまい、眼出血、高血圧、便秘、発疹、浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。手足がしびれる、胸の痛み、息苦しい　[血栓塞栓症] 空咳（痰のない咳）、息切れ（呼吸困難）、発熱　[間質性肺疾患] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他	乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
同じ薬効の薬を探す	他に分類されない代謝性医薬品
同じ成分の薬を探す	モリデュスタットナトリウム
同じ製薬会社の薬を探す	バイエル薬品株式会社

※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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