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ゲフィチニブ錠250mg「サワイ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ゲフィチニブ錠250mg「サワイ」
主成分 ゲフィチニブ
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 褐色の錠剤、直径10.6mm、厚さ5.4mm
商品画像
製薬会社 沢井製薬株式会社
効能 細胞の増殖に関与する上皮成長因子受容体(EGFR)のチロシンキナーゼの働きを阻害することにより、がん細胞が増殖するのを抑えます。
通常、EGFR遺伝子変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺がんの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。特発性肺線維症、間質性肺炎、じん肺症、放射線肺炎、薬剤性肺炎、急性肺障害、全身状態が悪い。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 高齢者では胃酸が少なくなることがありますので、できるだけ食後に服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 早期に副作用を発見するために、定期的に胸部X線検査、肝機能検査を受ける必要があります。
  • 力が入らないことがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)により薬の作用が弱められることがありますので、セイヨウオトギリソウ含有食品は控えてください。
  • グレープフルーツジュースにより薬の作用を強めることがありますので、この薬を服用中は飲食を控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、皮膚乾燥、皮膚亀裂、ざ瘡(にきび)などの皮膚症状、下痢、肝機能障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ・呼吸困難、咳、発熱 [急性肺障害、間質性肺炎]
  • 激しい腹痛、頻回の下痢、過呼吸 [重度の下痢、脱水]
  • 発熱、皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、眼球結膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 血の混じった尿、頻尿・残尿感、下腹痛 [血尿、出血性膀胱炎]
  • 上腹部・腰背部の痛み、発熱、吐き気 [急性膵炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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