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ラモトリギン錠100mg「日医工」[てんかん]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ラモトリギン錠100mg「日医工」[てんかん]
主成分 ラモトリギン
分類名称 抗てんかん剤
剤形 白色の錠剤、直径8.4mm、厚さ3.2mm
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 脳内の興奮性神経伝達物質の遊離を抑制し、神経の過剰な興奮を抑え、てんかんの発作を抑えます。
通常、てんかん患者の部分発作、強直間代発作に対する単剤療法や併用療法、定型欠神発作に対する単剤療法、Lennox-Gastaut症候群における全般発作に対する併用療法に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • [成人]
    バルプロ酸ナトリウムを併用
    通常、初めの2週間は1回主成分として25mgを1日おきに1回服用し、次の2週間は1日25mgを1回に服用します。以後、1~2週間ごとに1日量として25~50mgずつ徐々に増量されます。維持用量として、1日100~200mgを2回に分けて服用します。
    バルプロ酸ナトリウム以外の薬剤(フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、リファンピシン、ロピナビル・リトナビル配合剤など)を併用
    通常、初めの2週間は1日主成分として50mgを1回に服用し、次の2週間は1日100mgを2回に分けて服用します。以後、1~2週間ごとに1日量として最大100mgずつ徐々に増量されます。維持用量として1日200~400mgを2回に分けて服用します。
    ラモトリギン単剤療法、もしくは、バルプロ酸ナトリウム以外の薬剤(アリピプラゾール、オランザピン、ゾニサミド、ガバペンチン、シメチジン、トピラマート、プレガバリン、リチウム、レベチラセタム、ペランパネル、ラコサミドなど)を併用
    通常、初めの2週間は1回主成分として25mg、次の2週間は1回50mgを1日1回服用し、5週目は1日100mgを1回または2回に分けて服用します。以後、1~2週間ごとに1日量として最大100mgずつ徐々に増量されます。維持用量として1日100~200mgを1回または2回に分けて服用します。症状に応じて適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日量として最大100mgずつ徐々にされます。なお、最大量は1日400mgまでとなっています。
    [小児]
    バルプロ酸ナトリウムを併用
    通常、小児は初めの2週間は1日体重あたり0.15mg/kgを1回に服用し、次の2週間は1日0.3mg/kgを1回に服用します。以後、1~2週間ごとに1日量として最大0.3mg/kgずつ徐々に増量されます。維持用量は、1日1~3mg/kgを2回に分けて服用します。なお、バルプロ酸ナトリウムに加えてフェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、リファンピシン、ロピナビル・リトナビル配合剤、アタザナビル/リトナビルなどを服用している場合、維持用量として1日1~5mg/kgを2回に分けて服用します。いずれも最大量は1日200mgまでとなっています。
    バルプロ酸ナトリウム以外の薬剤(フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、リファンピシン、ロピナビル・リトナビル配合剤など)を併用
    通常、小児は初めの2週間は1日体重あたり0.6mg/kgを2回に分けて服用し、次の2週間は1日1.2mg/kgを2回に分けて服用します。以後、1~2週間ごとに1日量として最大1.2mg/kgずつ徐々に増量されます。維持用量として1日5~15mg/kgを2回に分けて服用しますが、最大量は1日400mgまでとなっています。
    バルプロ酸ナトリウム以外の薬剤(アリピプラゾール、オランザピン、ゾニサミド、ガバペンチン、シメチジン、トピラマート、プレガバリン、リチウム、レベチラセタム、ペランパネル、ラコサミドなど)を併用
    通常、小児は初めの2週間は1日体重あたり0.15mg/kgを1回に服用し、次の2週間は1日0.3mg/kgを1回に服用します。以後、1~2週間ごとに1日量として最大0.3mg/kgずつ徐々に増量されます。維持用量として1日1~3mg/kgを2回に分けて服用しますが、最大量は1日200mgまでとなっています。
    ラモトリギン単剤療法
    通常、小児は初めの2週間は1日体重あたり0.3mg/kgを1回または2回に分けて服用し、次の2週間は1日体重あたり0.6mg/kgを1回または2回に分けて服用します。以後、1~2週間ごとに1日量として最大0.6mg/kgずつ徐々に増量されます。維持用量は、1日1~10mg/kgを1回または2回に分けて服用します。症状に応じて適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日量として最大0.6mg/kgずつ徐々にされます。最大量は1日200mgまでとなっています。
    本剤は1錠中に主成分100mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 発疹や重篤な皮膚障害があらわれることがあります。患者さんや家族の方は、十分に理解できるまで医師の説明を受けてください。また、このような症状があらわれたらただちに医師に連絡してください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、頭痛、胃腸障害、傾眠、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、眼の充血、顔面の腫脹 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 発疹、発熱、全身倦怠感 [薬剤性過敏症症候群]
  • 高熱、全身倦怠感、歯茎や鼻からの出血 [再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症]
  • 発熱、発疹、神経症状(意識の低下・けいれん・異常な行動) [血球貪食症候群]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳9,25910~14歳7,074
    15~19歳38,02215~19歳63,895
    20~24歳80,60820~24歳161,235
    25~29歳146,55525~29歳291,644
    30~34歳205,83030~34歳363,199
    35~39歳222,83335~39歳345,838
    40~44歳297,74340~44歳353,157
    45~49歳353,49545~49歳318,514
    50~54歳288,81450~54歳222,883
    55~59歳195,66455~59歳178,169
    60~64歳103,85560~64歳105,761
    65~69歳59,28065~69歳96,112
    70~74歳34,30770~74歳61,110
    75~79歳21,64375~79歳35,268
    80~84歳7,02680~84歳14,321
    85~89歳2,25985~89歳8,490
    90歳以上1,72590歳以上2,225