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デュピクセント皮下注300mgシリンジ

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 デュピクセント皮下注300mgシリンジ
主成分 デュピルマブ(遺伝子組換え)
分類名称 その他のアレルギー用薬
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 サノフィ・アベンティス株式会社
効能 アトピー性皮膚炎や結節性痒疹、特発性の慢性蕁麻疹、気管支喘息、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の病態を悪化させる原因物質の1つであるインターロイキン-4(IL-4)およびインターロイキン-13(IL-13)の働きを抑えることにより症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎や結節性痒疹、特発性の慢性蕁麻疹、気管支喘息、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • アトピー性皮膚炎:通常、成人は、注射開始時は、皮下に2本(主成分として600mg)注射し、以降は1本(300mg)を2週間間隔で皮下に注射します。原則として、アトピー性皮膚炎の病変部位の状態に応じてステロイド外用剤やタクロリムス外用剤などの抗炎症外用剤を併用します。薬の使用中は保湿外用剤を継続使用します。
    通常、生後6カ月以上の小児(体重15kg以上30kg未満)は、皮下に1本(主成分として300mg)を4週間間隔で皮下に注射します。
    通常、生後6カ月以上の小児(体重60kg以上)は、注射開始時は、皮下に2本(主成分として600mg)注射し、以降は1本(300mg)を2週間間隔で皮下に注射します。原則として、アトピー性皮膚炎の病変部位の状態に応じてステロイド外用剤などの抗炎症外用剤を併用します。薬の使用中は保湿外用剤を継続使用します。
    結節性痒疹:通常、成人は注射開始時は皮下に2本(主な成分として600mg)注射し、以降は1本(300mg)を2週間間隔で皮下に注射します。
    特発性の慢性蕁麻疹:通常、成人および12歳以上の小児(体重60kg以上)は、注射開始時は、皮下に2本(主成分として600mg)注射し、以降は1本(300mg)を2週間間隔で皮下に注射します。
    気管支喘息:通常、成人および12歳以上の小児は、注射開始時は、2本(主成分として600mg)皮下に注射し、以降は2週間間隔で1本(300mg)皮下に注射します。
    鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎:通常、成人は1本(主成分として300mg)を2週間間隔で皮下注射します。なお、症状が落ち着いた後は4週間間隔で1本(300mg)皮下注射することもあります。
    いずれの場合も、必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 45分以上かけて室温に戻してから注射してください。
  • いずれの場合も、注射する部位は、腹部(へその周り5cmは避ける)、大腿部、上腕部(二の腕)です。前回注射した部位とは違う部位に注射してください。もし同じ部位に注射する場合は、前回注射した場所からずらして注射してください。
  • 注射をし忘れた場合は、医師に相談してください。
  • 誤って多く注射した場合は、医師や薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使うのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬を使用することにより合併する他のアレルギー性疾患の症状が変化する可能性があります。そのような場合は当該のアレルギー性疾患を担当する医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、注射部位反応(紅斑、腫れ、かゆみなど)、頭痛、アレルギー性結膜炎、関節痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • ふらつき感、吐き気、嘔吐 [重篤な過敏症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで凍結を避け、遮光して冷蔵庫(2~8℃)で保管してください。
  • 高温、直射日光にさらさないでください。
  • 使用済みの注射器と針キャップは、専用の廃棄用容器に入れ、医療機関の指示どおりに廃棄してください。
  • この薬で治療を受けている間は生ワクチンの接種を避けてください。生ワクチンを接種される場合、事前に主治医に相談してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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