お薬検索

マヴィレット配合錠

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 マヴィレット配合錠
主成分 グレカプレビル水和物、ピブレンタスビル
分類名称 抗ウイルス剤
剤形 桃色の楕円形の錠剤、長径18.8mm、短径10.0mm、厚さ6.8mm
商品画像
製薬会社 アッヴィ合同会社
効能 C型肝炎ウイルスの複製に関与するタンパク質を阻害することで、C型肝炎ウイルスの増殖を抑える作用(抗ウイルス作用)を示します。
通常、C型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害がある。B型肝炎ウイルスに感染している、過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • セログループ1(ジェノタイプ1)またはセログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎:通常、成人、12歳以上の小児および3歳以上12歳未満かつ体重45kg以上の小児は1回3錠を1日1回、食後に服用します。服用期間は8週間です。これまでのC型慢性肝炎に対する治療歴に応じて、服用期間が12週間となる場合もあります。
    セログループ1(ジェノタイプ1)またはセログループ2(ジェノタイプ2)のC型代償性肝硬変:通常、成人、12歳以上の小児および3歳以上12歳未満かつ体重45kg以上の小児は1回3錠を1日1回、食後に服用します。服用期間は12週間です。
    セログループ1(ジェノタイプ1)またはセログループ2(ジェノタイプ2)のいずれにも該当しないC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変:通常、成人、12歳以上の小児および3歳以上12歳未満かつ体重45kg以上の小児は1回3錠を1日1回、食後に服用します。服用期間は12週間です。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬の使用に際しては、HCV RNA(C型肝炎ウイルスの遺伝子)陽性であることが確認されます。また、症状などから非代償性肝硬変でないことが確認されます。
  • この薬を使用する前にB型肝炎ウイルス感染の有無を確認する検査が行われることがあります。
  • 飲み忘れた場合は、飲む予定であった時間から18時間以内であれば直ちに1回分を飲んでください。18時間を超えたときは当日分は服用せず、次の通常の服用時間に1回分だけを飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • B型肝炎ウイルスに感染している人や過去にB型肝炎ウイルスに感染したことのある人は、B型肝炎ウイルスの再活性化が起こっていると思える症状(全身の倦怠感、吐き気・嘔吐、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振など)があらわれた場合には、ただちに医師に連絡してください。
  • 糖尿病治療薬を使用している人は、この薬を飲み始めた後、低血糖と思える症状(お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下など)があらわれていないか十分注意し、そのような症状があらわれた場合には、ただちに医師に連絡してください。
  • この薬の使用中には肝機能の検査、B型肝炎ウイルスのモニタリング検査、他の薬を飲む量を調節するための血液検査などが行われることがあります。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は薬の血中濃度を下げ、効果が減弱する恐れがあるので、セイヨウオトギリソウ含有食品を避けてください。
  • 他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください。
  • 副作用 主な副作用として、かゆみ、頭痛、倦怠感、疲労、吐き気、下痢、腹痛、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 体がだるい、食欲不振、吐き気、嘔吐 [肝機能障害]
  • 皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) [黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗ウイルス剤
    同じ成分の薬を探す グレカプレビル水和物、ピブレンタスビル
    同じ製薬会社の薬を探す アッヴィ合同会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳1,68015~19歳2,100
    20~24歳5,04020~24歳6,915
    25~29歳8,15425~29歳11,130
    30~34歳19,44630~34歳16,569
    35~39歳45,79835~39歳25,065
    40~44歳72,35640~44歳39,180
    45~49歳101,10945~49歳51,300
    50~54歳141,61350~54歳75,276
    55~59歳177,05655~59歳120,613
    60~64歳171,42660~64歳126,051
    65~69歳202,55565~69歳176,854
    70~74歳182,98670~74歳210,798
    75~79歳151,12375~79歳231,959
    80~84歳99,00080~84歳183,997
    85~89歳36,21985~89歳62,045
    90歳以上3,99090歳以上8,229