お薬検索

エスエーワン配合OD錠T20

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エスエーワン配合OD錠T20
主成分 テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウム
分類名称 代謝拮抗剤
剤形 うすい青緑色の錠剤、直径7.1mm、厚さ3.2mm
商品画像
製薬会社 日本ジェネリック株式会社
効能 がん細胞の核酸(DNA)合成を抑えることにより、がん細胞(腫瘍)が増殖するのを抑えます。
通常、胃がん、結腸・直腸がん、頭頸部がん、非小細胞肺がん、手術不能または再発乳がん、膵がん、胆道がんの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制、腎障害、肝障害
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は初回基準量として体表面積1.25m2未満ではテガフールとして1回40mg、1.25~1.5m2未満では1回50mg、1.5m2以上では1回60mgを1日2回朝夕食後に28日間連続で服用し、その後14日間は薬を服用しません。これを1クールとして繰り返します。状態により適宜増減されますが、増減量の段階は1回40mg、50mg、60mg、75mgとされ、増量時は1回服用量75mgが限度、減量時は最低服用量1回40mgとされています。本剤は1錠中にテガフール20mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は、舌の上にのせ唾液を含ませてから舌で軽く押しつぶすようにして、唾液と一緒に飲みこむこともできます。寝たままの状態では、水なしで服用しないでください。
  • シートから取り出した後は速やかに服用してください。シートから取り出して放置すると、吸湿して薬の表面に小さなひびが入ることがありますが、薬の効果に変わりはありませんので、指示された通り服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、その薬は飲まないで1回分をとばして、次の決められた時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 早期に副作用を発見するために、定期的(2週間に1回以上)に血液、肝臓、腎臓の働きなどを検査する必要があります。
  • 副作用 主な副作用として、食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢、口内炎、味覚異常、色素沈着、発疹、かゆみ、全身倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、のどの痛み、出血傾向、貧血症状 [骨髄抑制、溶血性貧血]
  • 階段や坂を上る時の動悸や息切れ、めまい、出血傾向 [播種性血管内凝固症候群]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎などの重篤な肝障害]
  • 激しい腹痛・下痢、吐き気、嘔吐 [脱水症状、重篤な腸炎]
  • 咳嗽、息切れ、発熱 [間質性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • この薬は吸湿性が高いため、服用直前にシートから取り出してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 代謝拮抗剤
    同じ成分の薬を探す テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウム
    同じ製薬会社の薬を探す 日本ジェネリック株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳2,56635~39歳5,060
    40~44歳5,43440~44歳5,922
    45~49歳14,67445~49歳9,680
    50~54歳24,65850~54歳11,721
    55~59歳39,22255~59歳17,480
    60~64歳76,58660~64歳32,513
    65~69歳119,83465~69歳43,646
    70~74歳120,82270~74歳54,656
    75~79歳104,79675~79歳48,223
    80~84歳53,74080~84歳32,045
    85~89歳21,85285~89歳13,618
    90歳以上3,78890歳以上2,814