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タクロリムスカプセル1mg「JG」[自己免疫疾患用]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 タクロリムスカプセル1mg「JG」[自己免疫疾患用]
主成分 タクロリムス水和物
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 白色のカプセル剤
商品画像
製薬会社 日本ジェネリック株式会社
効能 免疫に関わる血液中のT細胞の働きを阻害することで強力な免疫抑制作用を示し、自己免疫疾患の症状を抑えます。
通常、重症筋無力症、関節リウマチ、ループス腎炎、潰瘍性大腸炎、多発性筋炎・皮膚筋炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺炎合併の関節リウマチ、肝障害、腎障害、感染症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 重症筋無力症、ループス腎炎:通常、成人は1回3カプセル(タクロリムスとして3mg)を1日1回夕食後に服用します。
    関節リウマチ:通常、成人は1回3カプセル(タクロリムスとして3mg)を1日1回夕食後に服用します。高齢者は、1日1回タクロリムスとして1.5mgから服用を開始し、症状により3カプセル(3mg)まで増量されます。
    潰瘍性大腸炎:通常、成人は初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.025mgを1日2回朝食後と夕食後に服用し、以後血中濃度に応じて服用量が調節されますが、1日最高服用量は体重1kgあたり0.3mgとまでとされています。
    多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎:通常、成人は初期には1回タクロリムスとして体重1kgあたり0.0375mgを朝食後と夕食後の1日2回服用します。以後、血中濃度に応じて服用量が調節されますが、1日最高服用量は体重1kgあたり0.3mgまでとされています。
    本剤は1カプセル中にタクロリムスを1mg含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、(重症筋無力症、ループス腎炎、関節リウマチ)その日のうちに気がついた時はできるだけ早く飲んでください。翌日気がついた時は、忘れた分を飲まないで、次の決められた飲む時間に1回分を飲んでください。(潰瘍性大腸炎、多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎)気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。いずれの場合も絶対に2回分を一度に飲んだり、服用時間を変更しないようにしてください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがあります。まめに手を洗ったり、うがい、歯みがきをして清潔に心がけてください。
  • グレープフルーツジュース、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有健康食品はこの薬の作用を強めたり弱めたりして、効果に影響を及ぼすことが知られていますので、摂取は控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、はきけ、手足の震え、頭痛、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量減少、全身の著明なむくみ、呼吸困難 [急性腎障害、ネフローゼ症候群]
  • 息苦しさ、胸の痛み、むくみ [心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害]
  • けいれん、意識障害、言語障害 [可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、血尿 [血栓性微小血管障害]
  • 発熱、紅斑、眼球粘膜の充血 [皮膚粘膜眼症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳1,071
    10~14歳3,68510~14歳6,941
    15~19歳17,22215~19歳10,765
    20~24歳13,70020~24歳48,433
    25~29歳12,45325~29歳52,837
    30~34歳18,83430~34歳79,821
    35~39歳28,84735~39歳94,084
    40~44歳38,96240~44歳106,978
    45~49歳48,06045~49歳121,109
    50~54歳61,10850~54歳109,150
    55~59歳57,73255~59歳110,832
    60~64歳65,75560~64歳124,340
    65~69歳96,56565~69歳174,798
    70~74歳93,03970~74歳156,050
    75~79歳61,37475~79歳135,229
    80~84歳24,04380~84歳97,407
    85~89歳16,13285~89歳42,245
    90歳以上2,49390歳以上7,482