お薬検索

メマリーOD錠5mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メマリーOD錠5mg
主成分 メマンチン塩酸塩
分類名称 その他の中枢神経系用薬
剤形 淡赤白色の錠剤、直径6.1mm、厚さ約3.2mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 脳内グルタミン酸受容体サブタイプのNMDA受容体チャネルの過剰な活性化を抑制することにより細胞内への過剰なカルシウムイオンの流入を抑制し、神経細胞傷害や記憶・学習障害を抑制します。
通常、中等度および高度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。てんかんまたは痙攣の既往がある。腎機能障害、尿細管性アシドーシス、尿路感染、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人には1日1回1錠(主成分として5mg)を服用させることから開始し、1週間毎に1錠(5mg)ずつ増量し、4週目からは1日1回20mgの服用にします。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は、舌のうえにのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで飲ますことが可能です。また、水で飲ますこともできます。
    寝たままの状態では、水なしでは飲ませないでください。
  • 飲ませ忘れた場合は、気がついた時点でできるだけ早く1回分を飲ませてください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲ませないで、次の飲む時間に1回分を飲ませてください。絶対に2回分を一度に飲ませてはいけません。
  • 誤って多く飲ませた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲ませるのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 服用初期において、めまいがあらわれることがありますので、注意してください。
  • 中等度および高度アルツハイマー型認知症では、自動車の運転など危険を伴う機械の操作能力が低下することがあります。また、眠気、めまいがあらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はさせないように注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、めまい、便秘、体重減少、頭痛、食欲不振、血圧上昇、転倒、浮腫、歩行異常、幻覚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉が発作的に収縮する状態 [痙攣]
  • 気を失う [失神、意識消失]
  • 感情や声が激しく高ぶった状態、自分または他人を攻撃し傷つける行動をとる、根拠のない主観的な思い込み [精神症状(激越、攻撃性、妄想、幻覚、錯乱、せん妄)]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]
  • 筋肉の痛み、力がぬける、赤褐色の尿 [横紋筋融解症]
  • 息切れ、めまい、失神 [完全房室ブロック、高度な洞徐脈などの徐脈性不整脈]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の中枢神経系用薬
    同じ成分の薬を探す メマンチン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 第一三共株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳1,76330~34歳0
    35~39歳1,19235~39歳0
    40~44歳2,08040~44歳4,182
    45~49歳6,56645~49歳6,762
    50~54歳11,83850~54歳17,747
    55~59歳32,74155~59歳35,283
    60~64歳85,64760~64歳105,528
    65~69歳278,46065~69歳312,026
    70~74歳694,91670~74歳919,964
    75~79歳1,720,27675~79歳2,500,238
    80~84歳2,696,04380~84歳4,774,326
    85~89歳2,530,56285~89歳5,843,738
    90歳以上1,325,58090歳以上4,648,619