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ラシックス錠10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ラシックス錠10mg
主成分 フロセミド
分類名称 利尿剤
剤形 微赤色の錠剤、直径8.0mm、厚さ2.3mm
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 腎尿細管におけるNa、Clの再吸収抑制により利尿作用を示し、さらに利尿による循環血流量の減少などにより血圧を下げます。
通常、高血圧症(本態性、腎性など)、悪性高血圧、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、末梢血管障害による浮腫の治療、および尿路結石排出促進に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。無尿、肝性昏睡、体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回4~8錠(主成分として40~80mg)を1日1回連日または隔日服用します。なお、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。腎機能不全などの場合にはさらに大量に用いられることもあります。ただし、悪性高血圧に用いる場合は他の降圧剤と併用されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 飲みはじめの1~2週間は、飲んで数十分~3時間後までに尿が多くでますので、通勤時間や車の運転などトイレに行きにくい時間をさけるよう工夫してください。
  • 血圧低下に伴うめまい、ふらつきが現れることがありますので、高所での作業、運転など危険を伴う機械の操作には注意してください。
  • 夜間の休息がとくに必要な場合には、夜間の排尿を避けるため、できるだけ昼間に飲んでください。
  • 副作用 主な副作用として、口渇、倦怠感、頭痛、吐き気・嘔吐、貧血、発疹、じんましん、発赤、光線過敏症、かゆみ、水疱性皮膚炎、紫斑、黄疸などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • そう痒感、息切れ、冷汗 [ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、咽頭痛、倦怠感 [再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少、赤芽球ろう]
  • 皮膚の紅斑、水疱(水腫れ)、そう痒・膨疹 [水疱性類天疱瘡]
  • 聴力の低下、耳閉感、めまい [難聴]
  • 高熱(38℃以上)、皮膚に赤い発疹・水疱、眼球結膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 利尿剤
    同じ成分の薬を探す フロセミド
    同じ製薬会社の薬を探す 日医工株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳1,8355~9歳3,043
    10~14歳9,21710~14歳7,504
    15~19歳10,09015~19歳7,342
    20~24歳5,80520~24歳14,359
    25~29歳4,31225~29歳5,791
    30~34歳4,97030~34歳12,393
    35~39歳10,13935~39歳21,658
    40~44歳23,14140~44歳39,161
    45~49歳47,93045~49歳75,241
    50~54歳71,37150~54歳86,780
    55~59歳112,45655~59歳89,975
    60~64歳163,25660~64歳131,159
    65~69歳307,85665~69歳262,366
    70~74歳470,25670~74歳484,002
    75~79歳818,24475~79歳966,308
    80~84歳1,060,22680~84歳1,586,332
    85~89歳941,30785~89歳1,921,778
    90歳以上667,06890歳以上2,077,499