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タイケルブ錠250mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 タイケルブ錠250mg
主成分 ラパチニブトシル酸塩水和物
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 黄色楕円形の錠剤、長径19.1mm、短径10.5mm、厚さ6.5mm
商品画像
製薬会社 ノバルティス ファーマ株式会社
効能 がん細胞の増殖に関係するHER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)と呼ばれるたんぱく質の働きを選択的に抑えることにより、HER2が多く発現している(過剰発現)乳がん細胞の増殖を抑えます。
通常、HER2過剰発現が確認された手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)または既往歴、心不全または既往歴、心臓のポンプ作用(左室駆出率)の低下、心室性の期外収縮(不整脈)、心臓弁膜症がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • カペシタビンとの併用:通常、成人は1回5錠(ラパチニブとして1,250mg)を1日1回、食事の1時間以上前または食後1時間以降に服用します。
    アロマターゼ阻害剤(レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン)との併用:通常、成人は1回6錠(ラパチニブとして1,500mg)を1日1回、食事の1時間以上前または食後1時間以降に服用します。いずれの場合も状態により適宜減量されますので、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 食後に服用するとこの薬が吸収されやすくなり、副作用が強くでる可能性があるため、食事の前後1時間以内の服用は避けてください。
  • 1回の服用量を2回以上に分けて飲まないでください。
  • 飲み忘れた場合は、その日は服用せず、次の日から服用してください。絶対に2回分を一度に服用しないでください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • グレープフルーツ、グレープフルーツジュースやセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品またはサプリメントは、この薬の効果に影響を及ぼすおそれがありますので、この薬を服用中は控えてください。
  • 胎児に影響を及ぼす可能性があるので、この薬を服用している間および服用終了後一定期間は、妊娠しないよう確実な方法で避妊をするようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐、手掌・足底発赤知覚不全症候群(手足の赤み、腫れ、ひび割れ、痛みなど)、発疹、爪の障害、皮膚乾燥、疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身倦怠感、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]
  • 息切れ・呼吸困難、咳、発熱 [間質性肺疾患]
  • 動悸、息切れ、むくみ [心障害(左室駆出率低下、心不全など)]
  • 泥状または水様の便、脱水症状(過呼吸、手指の震え) [下痢]
  • 胸痛、動悸、胸部不快感 [QT間隔延長]
  • 赤い発疹、発熱、目の充血 [重度の皮膚障害(中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑など)]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の腫瘍用薬
    同じ成分の薬を探す ラパチニブトシル酸塩水和物
    同じ製薬会社の薬を探す ノバルティス ファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳2,066
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳7,960
    40~44歳040~44歳25,964
    45~49歳045~49歳44,260
    50~54歳050~54歳51,780
    55~59歳055~59歳81,975
    60~64歳1,19060~64歳72,302
    65~69歳065~69歳84,363
    70~74歳070~74歳51,704
    75~79歳075~79歳32,916
    80~84歳080~84歳27,088
    85~89歳085~89歳2,300
    90歳以上090歳以上0