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シアナマイド内用液1%「タナベ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 シアナマイド内用液1%「タナベ」
主成分 シアナミド
分類名称 習慣性中毒用剤
剤形 無色澄明の液剤
商品画像
製薬会社 田辺三菱製薬株式会社
効能 主にアルコールが代謝されて生じたアセトアルデヒドの肝臓での代謝を阻害し、吐き気などの不快な症状を起こします。
通常、慢性アルコール中毒および過飲酒者に対する抗酒療法に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心障害、肝障害、腎障害、呼吸器疾患
  • 妊娠中、妊娠の可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 断酒療法:通常、成人は主成分として1日50~200mgを1~2回に分けて服用しますが、1週間後の飲酒試験で用量が調整され、維持量が決められます。
    節酒療法:飲酒者のそれまでの飲酒量によって異なりますが、清酒で180mL前後、ビールで600mL前後程度に抑えるには、通常、成人は主成分として1回15~60mgを1日1回服用します。効果が持続する場合には隔日の服用となることがあります。
    本剤は1mL中に主成分10mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作などは避けてください。
  • アルコールを含む食品(奈良漬など)の飲食とアルコールを含む医薬品(薬用酒など)、化粧品(アフターシェーブローションなど)の使用で、急性アルコール中毒症状があらわれることがありますので、避けてください。
  • 医師の指示によらないアルコール摂取はしないでください。
  • 副作用 副作用として、発疹、薬疹、脱毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、皮膚の広い範囲が赤くなる、目の充血や唇のただれ [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • かゆみを伴った赤い発疹、皮膚がふけのように落ちる、脱毛 [落屑性紅斑]
  • 発疹、発熱、リンパ節がはれる [薬剤性過敏症症候群]
  • 鼻や歯ぐきなどからの出血、のどの痛み、発熱 [再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて冷所で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 習慣性中毒用剤
    同じ成分の薬を探す シアナミド
    同じ製薬会社の薬を探す 田辺三菱製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳17,86220~24歳8,886
    25~29歳98,16925~29歳55,661
    30~34歳237,45530~34歳96,172
    35~39歳468,15935~39歳202,785
    40~44歳737,14040~44歳281,003
    45~49歳999,93045~49歳288,276
    50~54歳1,050,89550~54歳260,704
    55~59歳1,115,63355~59歳265,396
    60~64歳877,17160~64歳141,817
    65~69歳774,88565~69歳146,481
    70~74歳574,77670~74歳80,198
    75~79歳364,71475~79歳51,721
    80~84歳157,72580~84歳14,585
    85~89歳40,55385~89歳2,300
    90歳以上1,74690歳以上0