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チクロピジン塩酸塩錠100mg「YD」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 チクロピジン塩酸塩錠100mg「YD」
主成分 チクロピジン塩酸塩
分類名称 その他の血液・体液用薬
剤形 白色の錠剤、直径約8.2mm、厚さ約4.1mm
商品画像
製薬会社 株式会社陽進堂
効能 血小板の凝集や粘着能を抑えて、血管内で血塊(血栓)ができやすくなっている状態を改善し、血栓症の再発を防ぎます。
通常、血管手術・血液体外循環に伴う血栓・塞栓・血流障害、慢性動脈閉塞症、虚血性脳血管障害、クモ膜下出血術後の血流障害の改善に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血している(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血など)、肝障害、白血球減少症、手術(抜歯を含む)を予定している、高血圧がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 血管手術・血液体外循環に伴う血栓・塞栓、血流障害:通常、成人は1日2~3錠(主成分として200~300mg)を2~3回に分けて食後に服用します。
    慢性動脈閉塞症
    :通常、成人は1日3~6錠(主成分として300~600mg)を2~3回に分けて食後に服用します。
    虚血性脳血管障害
    :通常、成人は1日2~3錠(主成分として200~300mg)を2~3回に分けて食後に服用しますが、1日2錠(200mg)を1日1回に服用することもあります。
    クモ膜下出血術後
    :通常、成人は1日3錠(主成分として300mg)を3回に分けて食後に服用します。
    いずれも治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時できるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は忘れた分は飲まないで、通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 飲み始めの2ヵ月間は、重大な副作用の早期発見のため定期的に血液検査を行う必要があるので、原則として2週に1回受診するよう指示されます。その後も定期的に血液検査などが行われます。
  • けがをしないように注意してください。出血した場合、血が止まりにくくなっています。出血が長引く場合や怪我の範囲が大きい場合は、直ちに近くの病院を受診してください。
  • 歯の治療など、他の医師を受診する場合、必ずこの薬を飲んでいることを医師に伝えてください。
  • 副作用 主な副作用として、鼻出血、皮下出血、発疹、かゆみ、発熱、食欲不振、吐き気、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 出血傾向(歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血など)、発熱、紫斑 [血栓性血小板減少性紫斑病]
  • 発熱、のどの痛み、全身倦怠感 [無顆粒球症]
  • 皮膚や白目が黄色くなる、全身倦怠感、食欲不振 [重篤な肝障害]
  • 階段や坂を上る時の動悸や息切れ、全身倦怠感、出血傾向、紫斑 [再生不良性貧血を含む汎血球減少症、赤芽球癆、血小板減少症などの血液障害]
  • 頭痛、意識障害、腹痛、吐血、血便 [出血(脳出血などの頭蓋内出血、消化管出血などの重篤な出血)]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳1,69620~24歳0
    25~29歳1,46825~29歳0
    30~34歳1,30230~34歳0
    35~39歳2,63635~39歳0
    40~44歳5,12340~44歳2,366
    45~49歳16,69145~49歳2,499
    50~54歳28,21150~54歳7,794
    55~59歳58,05455~59歳10,886
    60~64歳129,95260~64歳29,172
    65~69歳283,30265~69歳80,625
    70~74歳357,11570~74歳132,526
    75~79歳400,58475~79歳190,947
    80~84歳382,92580~84歳262,772
    85~89歳246,09985~89歳252,032
    90歳以上105,78090歳以上212,566