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メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠200mg「F」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠200mg「F」
主成分 メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
分類名称 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤
剤形 白色の錠剤、直径9.0mm、厚さ3.3mm
商品画像
製薬会社 富士製薬工業株式会社
効能 女性ホルモンの一種(黄体ホルモン)で、脳下垂体や副腎皮質に働きかけ女性ホルモン(卵胞ホルモン)の分泌を抑制してその働きを抑えます。また、がん細胞に対するDNA合成抑制作用を示し、がん細胞の増殖を抑制します。
通常、乳癌や子宮体癌(内膜癌)の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。手術後1週間以内、脳梗塞・心筋梗塞・血栓静脈炎などの血栓性疾患(既往歴も含む)、動脈硬化症、心臓弁膜症・心房細動・心内膜炎・心不全などの心疾患、診断未確定の性器出血、尿路出血、乳房病変、肝障害、高カルシウム血症
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 乳癌:通常、成人は1回1~2錠(主成分として200~400mg)を1日3回服用します。
    子宮体癌(内膜癌)
    :通常、成人は1日量2~3錠(主成分として400~600mg)を2~3回に分けて服用します。
    いずれの場合も、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れに気づいても服用しないで、次の服用時に決められた用量を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、体重増加、満月様顔貌、子宮出血、浮腫、月経異常、帯下の変化、無月経、しびれ、頭痛、震え、めまい、食欲亢進、発熱、けん怠感、視覚障害、血圧上昇、動悸、腹痛、吐き気・嘔吐、食欲不振、口渇、便秘、下痢、発疹、発汗、ざ瘡(にきび)、かゆみ、ほてり、息切れ、しゃがれ声、熱感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脚の痛み・浮腫、息切れ、胸や頭の痛み [血栓症]
  • 呼吸困難、全身のむくみ、全身倦怠感 [うっ血性心不全]
  • 呼吸困難、蕁麻疹、目や口唇周囲の腫れ [アナフィラキシー]
  • 視力消失、眼球突出、ものが重なって見える [乳頭水腫]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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