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ブロモクリプチン錠2.5mg「F」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ブロモクリプチン錠2.5mg「F」
主成分 ブロモクリプチンメシル酸塩
分類名称 抗パーキンソン剤
剤形 割線入りの白色の錠剤、直径7.0mm、厚さ2.6mm
商品画像
製薬会社 富士製薬工業株式会社
効能 脳下垂体にあるドパミン受容体刺激作用により、プロラクチンや成長ホルモンの過剰分泌を抑え、乳汁分泌を抑え、不妊の原因を取り除き、末端肥大症の症状を改善します。また、脳の線条体にあるドパミン受容体刺激作用により、パ-キンソン症候群の症状を改善します。
通常、乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、末端肥大症、下垂体性巨人症、パ-キンソン症候群などの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。妊娠高血圧症候群、産褥期(出産後6~8週間)の高血圧、心臓弁膜の病変がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 産褥性乳汁分泌抑制、乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫:通常、1回1錠(ブロモクリプチンとして2.5mg)を1日1回夕食直後から服用し始め、1日2~3錠(5.0~7.5mg)まで徐々に増量されます。
    末端肥大症、下垂体性巨人症:通常、1日1~3錠(2.5~7.5mg)を2~3回に分けて食直後に服用します。
    パーキンソン症候群:通常、1日1/2~1錠(1.25~2.5mg)を1回朝食直後から服用し始め、1~2週毎に1日1錠(2.5mg)ずつ増量され、標準維持量は1日6~9錠(15.0~22.5mg)です。1日2錠(5.0mg)の場合は朝食および夕食直後に、3錠(7.5mg)以上では毎食直後に服用してください。
    いずれの疾患の場合も年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い時は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 著しい血圧下降、前兆のない突発的睡眠、傾眠があらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
  • アルコールは薬の胃腸系の副作用やアルコール不耐症を起こすことがありますので、なるべく飲酒を避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、興奮、不安感、不眠、頭痛、ジスキネジア(舌や口周囲などの異常運動)、口渇、病的性欲亢進、視覚異常、吐き気、嘔吐、便秘、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 血圧低下、吐き気・嘔吐、顔面蒼白 [ショック、急激な血圧低下、起立性低血圧]
  • 発熱、意識障害、筋肉のこわばり [悪性症候群]
  • 咳、胸痛、呼吸困難 [胸膜炎、心膜炎、肺線維症、胸膜線維症、心臓弁膜症]
  • 腰・背中の痛み、尿量減少、顔のむくみ [後腹膜線維症]
  • 存在しないものが見え・聞こえる、考えがまとまらない、根拠のない主観的な思い込み [幻覚・妄想、せん妄、錯乱]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳4,752
    20~24歳1,85020~24歳12,159
    25~29歳025~29歳17,879
    30~34歳5,34730~34歳37,152
    35~39歳6,97835~39歳45,300
    40~44歳19,91940~44歳56,904
    45~49歳26,26345~49歳84,677
    50~54歳14,73750~54歳51,219
    55~59歳17,17755~59歳23,191
    60~64歳19,09960~64歳22,062
    65~69歳14,70165~69歳30,256
    70~74歳20,63070~74歳33,040
    75~79歳21,41975~79歳32,532
    80~84歳14,13780~84歳25,434
    85~89歳9,79985~89歳24,797
    90歳以上090歳以上19,589