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スーテントカプセル12.5mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 スーテントカプセル12.5mg
主成分 スニチニブリンゴ酸塩
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 濃赤褐色/濃赤褐色のカプセル剤、長径14.3mm、短径5.3mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 腫瘍増殖と血管新生に関与する受容体を阻害し、抗腫瘍効果を示します。
通常、イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍、根治切除不能または転移性の腎細胞癌、膵神経内分泌腫瘍の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心不全などの心障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍、根治切除不能または転移性の腎細胞癌:通常、成人は1回4カプセル(スニチニブとして50mg)を1日1回4週間連続して服用します。その後2週間休薬します。これを1コースとして繰り返します。状態により適宜減量されることがあります。
    膵神経内分泌腫瘍:通常、成人は1回3カプセル(スニチニブとして37.5mg)を1日1回服用します。状態により適宜増減されることがありますが、1日1回4カプセル(50mg)までになります。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬の使用前に、各種の検査を行うことがあります。
  • 飲み忘れた場合は、その薬は飲まずにとばして、次の決められた時間に次の薬を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 心不全(息苦しい、息切れなど)などの重篤な心障害があらわれることがあり、死亡に至った例も報告されていますので、この薬の使用前に心機能の検査が行われます。またこの薬を飲んでいる間にも、心機能検査が行われることがあります。
  • 骨髄抑制があらわれることがあるので、定期的に検査を行うことがあります。
  • 高血圧があらわれることがあるので、定期的に血圧測定を行うことがあります。
  • 腫瘍が変形したり縮小したりして、出血があらわれることがあるので、定期的に検査を行うことがあります。
  • 心不全、左室駆出率低下(息苦しい、むくみなど)があらわれることがありますので、異常を感じたら、ただちに受診してください。検査を行うことがあります。
  • 血清アミラーゼや血清リパーゼの上昇があらわれることがあるので、定期的に検査を行うことがあります。
  • 肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うことがあります。
  • この薬によって毛髪や皮膚の色が変わることがあります。飲み始める前にこれらのことについて説明を受けてください。また、皮膚の乾燥、肥厚、ひび割れ、手のひらや足の裏に水ぶくれや発疹があらわれることがあります。皮膚症状があらわれた場合は、ただちに受診してください。必要に応じて、皮膚科を受診するよう指示されることがあります。
  • めまい、眠気、意識がなくなるなどが起こることがありますので、高い所での作業、自動車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
  • ネフローゼ症候群があらわれることがあるので、検査を行うことがあります。
  • 腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、検査などを行うことがあります。
  • 妊娠する可能性がある人は、この薬を使用している間および使用終了後一定期間は、適切な避妊をしてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、この薬の作用を弱めることがありますので、一緒に飲むことは避けてください。
  • グレープフルーツジュースは、この薬の作用を強めることがありますので、一緒に飲むことは避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、皮膚変色、手足症候群(手のひらや足の裏の感覚が鈍くなったり過敏になる、手足の皮膚の赤み、水ぶくれ、ただれ)、発疹、食欲不振、下痢、吐き気、嘔吐、粘膜炎、消化不良、口内炎、味覚異常、疲労、高血圧などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血、発熱、出血傾向 [骨髄抑制]
  • のどの痛み、発疹、細菌による感染 [感染症]
  • 突然の腹痛、突然の胸の痛み、突然の背中の痛み [動脈解離]
  • 鼻血、皮下の出血、口腔内の出血 [出血]
  • 息苦しい、息切れ、むくみ [心不全、左室駆出率低下]
  • 発汗、けん怠感、無力感 [甲状腺機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の腫瘍用薬
    同じ成分の薬を探す スニチニブリンゴ酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳1,576
    35~39歳3,78535~39歳3,026
    40~44歳13,87840~44歳8,007
    45~49歳33,08445~49歳8,983
    50~54歳38,64450~54歳12,165
    55~59歳64,67955~59歳15,268
    60~64歳93,09760~64歳24,112
    65~69歳125,16665~69歳39,771
    70~74歳122,26870~74歳37,980
    75~79歳72,32075~79歳29,440
    80~84歳39,82280~84歳11,731
    85~89歳8,09985~89歳2,953
    90歳以上090歳以上0