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ディビゲル1mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ディビゲル1mg
主成分 エストラジオール
分類名称 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤
剤形 乳白色透明のゲル剤
商品画像
製薬会社 サンファーマ株式会社
効能 天然型女性ホルモンを経皮的に吸収させ、血中濃度を維持することにより、エストロゲン低下によって起こる症状を軽減させたり、子宮内膜を増殖・肥厚させます。
通常、更年期障害および卵巣摘出による卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状であるHot-flush(のぼせ、ほてり)や発汗の治療、生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳癌・子宮内膜癌およびその疑い、乳癌の既往歴、子宮内膜増殖症(治療中あるいは治療が終了していない)、血栓性静脈炎・肺塞栓症・冠動脈性心疾患・脳卒中またはその既往歴、肝障害、診断の確定していない異常性器出血、ポルフィリン症の急性発作既往歴がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 更年期障害および卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(Hot-flushおよび発汗):通常、成人は1回1包1.0g(主成分として1mg)を1日1回左右いずれかの大腿部または下腹部に、自分の手で約400cm2の範囲に塗ります。
    生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整:通常、1回1包1.0g(主成分として1mg)を21~28日間、1日1回左右いずれかの大腿部または下腹部に、自分の手で約400cm2の範囲に塗ります。使用期間の後半は黄体ホルモン剤を併用します。
    凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期:通常、1回2~4包2.0g~4.0g(主成分として2mg~4mg)を1日2回左右いずれかの大腿部または下腹部に、自分の手で1包あたり約400cm2の範囲に塗ります。子宮内膜が十分に肥厚した時点から黄体ホルモン剤を併用し、妊娠8週まで塗布を続けます。
    必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 開封後は速やかに使用してください。塗ってから数分間乾かしてください。塗った場所は1時間以内は洗わないでください。
  • なるべく日ごとに塗る場所を変えてください。また、塗った後は手を洗って塗った直後は塗った場所を他人に触れさせないでください。
  • 眼に入らないように注意し、また口に入れないでください。
  • 胸、顔、外陰部や粘膜には塗らないでください。また、傷や湿疹・皮膚炎などのある部位は避けて塗ってください。
  • 塗り忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を塗ってください。ただし、次に塗る時間が近い場合は忘れた分をとばして、次回より指示通り塗ってください。絶対に2回分を一度に塗ってはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使うのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルコールを含有するため、塗ったあとは十分換気を行い、ゲルが乾燥するまでは火気および喫煙を避けてください。
  • 保湿クリーム、日焼け止めクリームなどは可能な限り同時使用を避けてください。
  • 乳幼児、小児が誤って触れない(塗らない、口にしない)ように保管・廃棄に注意してください。
  • セイヨウオトギリソウ含有食品は薬の代謝を促進させ作用が弱まることがあるので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、子宮出血、乳房緊満感、塗布部位の紅斑・かゆみ、帯下(おりもの)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、蕁麻疹、全身けん怠感 [アナフィラキシー]
  • 脚の痛み・浮腫、胸の痛み、息切れ [静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気、火気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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