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ロイコボリン錠25mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ロイコボリン錠25mg
主成分 ホリナートカルシウム水和物
分類名称 解毒剤
剤形 淡黄白色の錠剤、直径9.6mm、厚さ4.5mm、重量333mg
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 還元型葉酸製剤で、本剤薬自体には抗がん作用はないが、抗がん剤のテガフール・ウラシル配合剤と強固な複合体を形成し、テガフール・ウラシル配合剤の抗がん効果を高めます。
通常、結腸・直腸がんに対するテガフール・ウラシルの抗腫瘍効果の増強に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制、下痢、感染症、肝機能障害、腎機能障害、心疾患または既往歴、消化管潰瘍または出血、耐糖能異常、水痘(みずぼうそう)、放射線治療中、以前に化学療法(抗がん剤)を受けていた。テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤を服用中止後7日以内である。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(ホリナートとして25mg)を1日3回約8時間ごとにテガフール・ウラシル配合剤と同時に、食事の前後1時間を避けて28日間連日服用し、その後7日間休みます。これを1クールとして繰り返されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、次の服用時間に1回分服用してください。テガフール・ウラシル配合剤を飲み忘れた場合も同様にしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 重篤な下痢がおこり、致命的な経過をたどることがあります。激しい腹痛、下痢などの症状があらわれた場合には、ただちに使用を中止し、受診してください。
  • 劇症肝炎、重篤な骨髄抑制がおこり、致命的な経過をたどることがありますので、使用中は定期的に肝機能検査、血液検査などが行われます。
  • 体の抵抗力が弱まり、かぜなどの感染症にかかりやすくなることがあります。人ごみを避けたり、外出後は手洗いやうがいなどをしたり、感染症にかからないように気をつけてください。
  • 出血しやすくなることがあります。鼻血、歯ぐきの出血、青あざなどの症状に気をつけてください。
  • 副作用 主な副作用として、食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢、口内炎、便秘、味覚異常、けん怠感、色素沈着、発疹、かゆみ、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血症状(全身けん怠感、動悸)、発熱、出血が止まりにくい [骨髄抑制、血液障害]
  • 全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振 [劇症肝炎などの重篤な肝障害]
  • 下痢、激しい腹痛 [重篤な腸炎]
  • から咳、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎]
  • 発疹、呼吸困難、血圧低下(ふらつき) [ショック、アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解毒剤
    同じ成分の薬を探す ホリナートカルシウム水和物
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳1,344
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳055~59歳0
    60~64歳1,18260~64歳0
    65~69歳1,65965~69歳1,075
    70~74歳3,28170~74歳0
    75~79歳2,39575~79歳1,260
    80~84歳3,47280~84歳2,133
    85~89歳1,25785~89歳0
    90歳以上090歳以上0